香川照之(56)の長男で歌舞伎俳優の市川團子(18)がこの4月から大学生になる。現在通う都内の有名私立大学附属高校からの内部進学だという。梨園関係者が話す。
「團子くんが大学で専攻したいと考えているのは文学部の『比較芸術学科』だそうです。比較芸術学科では美術・音楽・演劇映像の3つを柱に、西洋や日本の古典芸能、映像、映画などを比較しながら学んでいく。2年時から専門選択科目を選ぶのですが、團子くんは古典芸能や、東西の映画、映像を専門的に勉強する『演劇映像』を学びたいと、内部進学を決めたそうです」
さらに團子の「内部進学」の背中を押したのが、近年の父・照之の活躍ぶりだった。
「高校に上がった頃から、香川さんのすべての作品を観るようになったそうです。いまでは、“映画『ゆれる』での感情を露わにする演技がすごい”“アドリブが上手い”と純粋に父に対する尊敬を口にしています。父の映像を見ているうちに、役者として出演するより、演出に興味を持ったという團子くんは、映像や舞台演出を学べるこの大学を選んだそうです」(同前)
歌舞伎役者と舞台演出家という二足のわらじでの成功が期待される團子。前出・梨園関係者はこんな未来を予想する。
「團子くんの祖父である二代目市川猿翁(82)は古典歌舞伎のみならず、復活狂言やスーパー歌舞伎の演出をすべて手掛け、フランスではオペラの演出もした『演出の天才』です。親族の市川猿之助(46)もいくつもの舞台を手掛けており、團子くんは演出家としてもサラブレッドです。
今後、香川さんの映像作品を團子くんが演出するということもあるかもしれない。それに猿翁さんがアドバイスをするという、映像での『3代共演』も夢ではない」
実現が楽しみだ。
※週刊ポスト2022年3月11日号