『週刊ポスト』の連載「居酒屋ますや」で、大将をつとめる役者・升毅。実は自宅マンションの隣室を借りて、仲間たちと芝居の話をしながら酒が呑める『居酒屋ますや』を月2回ほど開催する料理好きだ。そんな升が、大ぶりの鶏だんごが食べごたえ満点の「鶏だんごスープ」のレシピを紹介する。
「『ますや』に来る仲間は汁物好きが多く、リクエストされることもしばしば。そこで、つまみになる和風スープを出したいと思い、作り始めた一品です。粉さんしょうやごま、しょうが入りの鶏だんごは、風味が良く大人の味。食べごたえを出すため、鶏だんごは大きめに作ります。合わせる具材には、ごぼうやねぎなど香りの強いものがオススメ」(升)
大ぶりの鶏だんごが食べごたえ満点「鶏だんごスープ」
■材料(4人分)
鶏だんご[鶏ひき肉(もも)…200g、塩…2つまみ、こしょう…小さじ1/2、白ごま…小さじ1、粉さんしょう…小さじ1/3、卵黄…1コ分、チューブのしょうが…約6cm、ごぼう…20cm程度、長ねぎ…1本、水…800ml]
A[鶏ガラスープの素…小さじ4、酒…大さじ3、しょうゆ…大さじ2、白ごま…適宜]
■作り方
【1】鶏だんごの材料をボウルに入れ、よく混ぜる。
【2】ごぼうはささがきにし、水にさらしてあくを抜き、水気を切る。
【3】長ねぎは3㎝長さのぶつ切りにする。
【4】鍋に水を注いで中火にかけ、【2】と[A]を入れる。
【5】煮立ったら【3】を入れる。
【6】再度煮立ったら【1】をスプーンですくって鍋に加える。鶏だんごに火が通るまで3分ほど煮て完成。お好みで仕上げに白ごまを加えてもよい。
【プロフィール】
升毅(ます・たけし)/1955年生まれ。東京都出身。近畿大学在学中に演劇を始め、1985年に演劇ユニット「賣名行為」を結成。1991~2002年は劇団「MOTHER」を主宰した。1995年に上京し、映画『八重子のハミング』(2017年)など出演作多数。
YouTubeで動画公開中。
https://www.youtube.com/channel/UC-DmGAqCEZMypBwgMncP1tQ
撮影/阿部吉泰
※週刊ポスト2022年3月11日号