毎朝の楽しみというかたも多いだろうNHKの連続テレビ小説。しかし『カムカムエヴリバディ』のあまりの展開の速さについていけない人もいるんだとか。NHK関係者が明かしてくれた今後の展開を読めば、また見始めたくなるかも。読む人はネタバレにご注意を──。
3人のヒロインが岡山・大阪・京都を舞台に3世代、100年にわたる物語を描くNHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。
日本でラジオ放送が始まった1925年から描かれたドラマも、1980〜1990年代に突入し、現在は川栄李奈(27才)演じる3代目ヒロインのひなた編。視聴率は過去最高の18.6%に迫る18.0%を記録するなど、依然人気が続いている。
オダギリジョー(46才)演じる錠一郎が、過去に放送されたNHK連続テレビ小説の『おしん』や『ロマンス』に釘付けになっていたり、登場する小物や文化も現代にグッと近づいてきて、懐かしさを感じる視聴者も多いだろう。
「つらいことが多かった上白石萌音さん(24才)演じる安子編、さまざまな傷を負いながらも周りに支えられ、健気に回転焼き(大判焼き・今川焼き)屋を開いて成長していく深津絵里さん(49才)演じるるい編、両方とも面白かったですが、悲しいシーンも多くて心が重くなる朝もありました。でも、ひなた編になってからは、とにかくお茶目なヒロインのおかげで明るくて毎朝を楽しく迎えられています」(50代女性)
「ここ最近の朝ドラは、ヒロインに実際のモデルがいることが多く、その人の人生を知っていたら結末が予想できるものもありました。でも『カムカム』はまったくラストの想像ができません。どうなるんだろうと毎日、気になって見ています」(50代男性)
とおおむね好評の一方で、こんな不安の声もある。
「るいが錠一郎とやっと結婚したと思ったら、あっという間に赤ちゃんが生まれ、さらに10年後の設定なのですがすぐに2人目も生まれて、上の子が気づいたらヒロインになって……と、私には展開があまりにも急すぎてついていくのが精一杯です。あと、安子編から謎のままになっていることが多すぎて、この伏線が最終回までにすべて回収されるのかしらと心配でもあります」(70代女性)
その心配は無用のようだ。あるNHK関係者が胸を張る。