海洋王国・日本を支える絶海の孤島 一般人が行けない沖ノ鳥島
東西に4.5km、南北に1.7kmの環礁のなかに浮かぶ沖ノ鳥島と観測所、灯台(写真内右)。島に上陸するためには小型のボートに乗り換える必要がある
2007年に完成したサンゴ礁の上に建つ灯台。海面からの高さは26m、灯台そのものの高さは3m。太陽光発電により8秒に1回、約22km先まで届く光を放つ
2004年、上陸に成功した際に撮影した沖ノ鳥島の「最高地点」。波による浸食を防ぐため、消波ブロックとチタン合金の金網で保護されている
2011年より建設中の大型港湾施設に掲示された「立入禁止」の注意書き。民間人は近づくことすらできない絶海の孤島だが、外国船による地下資源の違法調査が絶えないエリアでもある
静岡県の清水港から現地まで片道3日がかり。調査船に同乗した東京都職員、東海大学の研究員たちが機器や資料が置かれたメインルームに集まる。調査船の「心臓部」だ
海洋調査研修船「望星丸」は2174t。調査船の操舵室では24時間体制でレーダーを確認。周囲の船舶を監視し、安全な航行を目指す
水中を撮影可能な海中ドローン「YOUZAN」(鷹山)。高精細な4Kカメラで海中や海底の撮影が可能だという
強風のなか、ドローンによる空撮を敢行。これまで航空機や衛星写真に頼るしかなかった上空からの撮影が、比較的容易に実施できるようになった
輸送艦「くにさき」から飛び出した水陸両用車(AAV7)が海中を進行する。「占領された島の奪還」を想定しているため浜辺には上陸を阻止する鉄骨の工作物が設置された
荒波のなかCRRC(クリック=特殊複合ボート)と呼ばれる高速艇を操縦する水機団隊員たち。最も小回りの利く隠密性の高いボートで上陸ポイントを探る
水機団の隊員らが、輸送艦「くにさき」に搭載している海上自衛隊の揚陸艇LCAC(エアクッション艇)に120mm迫撃砲RTを積み込む