女優・武田梨奈(30)が主演を務めるドラマ『ワカコ酒 Season6』(BSテレ東、毎週月曜深夜0時〜)が1月より放送中。“女ひとり酒”が大好きな主人公・村崎ワカコを7年間にわたって演じてきて、いまや武田自身も立派な酒飲みだ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、飲食店は苦境に立たされている。放送中の『ワカコ酒』最新シーズンでは、居酒屋にエールを送るようなセリフもあった。ワカコ役として、ひとりの呑兵衛として、武田は“外飲み”のありがたみを熱弁する。
ひとり飲みを楽しむリアルワカコ
──ワカコ役を長年演じていますが、ずばり武田さん自身はお酒に強いタイプですか?
武田:弱くはないですね。
──「弱くはない」と言う人ほど強いイメージがありますが……?
武田:そうですよね(笑)。基本的に人前では酔わないよう意識しているので周りの人からは「お酒に強い」と思われているかもしれません。小さな失敗はあるんですけどね。お酒を飲んだあと、コンビニでカップラーメンを3つくらい買って食べてから寝たみたいで、翌朝起きて、「こんなに食べたっけ……?」と自分で驚いたことがありました(笑)。
──『ワカコ酒』に出演する前はそんなにお酒を飲まないほうだったと聞きました。
武田:あまり飲まなかったですし、グラス1杯のビールでほろ酔いになっていました。ワカコ役をやるようになって、自分でもひとり飲みをするようになりました。今はご時世的に難しくなってしまいましたが、コロナ禍前は仕事終わりにふらっと居酒屋に行くのが好きでした。店主の方からオススメを聞いたりして、いろいろ飲み比べしています。
──リアルワカコですね。お店の人や他のお客さんにびっくりされませんか?
武田:それが全然気づかれないんです。お店の人から「ひとりで飲むなんて、ワカコ酒みたいですね」って言われて、「本当にワカコなんだけどな〜」って内心思うこともあります(笑)。
──目の前にワカコがいるのに! しかし、『ワカコ酒』をきっかけに声をかけられる機会も増えたんじゃないでしょうか?
武田:ロケのときに一般の方から「ワカちゃん」「ワカコ」と声をかけていただけます。私は女優として、ひとつの役柄を“本当に生きている存在”としてリアルに感じてもらいたいと思っています。なので、「ワカコ役の女優さんですよね」ではなく「ワカちゃん」と呼ばれることは役者冥利に尽きます。