大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で北条政子役を演じ、注目を集める小池栄子(41)。グラビアイドルとして名を馳せた当時、彼女を支えたのが、芸能事務所・イエローキャブの社長だった野田義治氏(75)だ。小池栄子を“発掘”したとも言える野田氏が、大河女優として大成するまでの軌跡について語った。
小池を芸能界に引き入れた際、野田氏は“ある約束”を交わしていたと明かす。
「親御さんとの約束で、グラビアはなしってことになっていたんです。だから最初に小池に持ってきたのはドラマの仕事でした。でも新人だったから評価を得ることに苦労していたし、それなりの評価を受けても、なかなか売れるまでにはならない。そこでまずはグラビアをやっていこう、と持ちかけました。小池は『騙された』って言ってましたね(笑)」
本意ではなかったグラビアデビューだったが、小池は真剣に向き合った。
「内面に秘めたものがガツガツしていたのかもしれない。『私、やる気あります!』じゃなくて『私、やります!』というタイプ。そのうちにバラエティの仕事の声もかかるようになって、小池はどんどん本気を出していった。
バラエティ番組の現場でも『あの子いいね』と言われるようになり、俺としても『小池をイロモノとして終わらせたくない』という思いが大きくなっていった。それから徐々にお芝居も評価されるようになって、内心では『良し!』と思っていましたね」(野田氏)