フジテレビの凋落が止まらない。元アナウンサーで、昨年7月からはフジテレビのネットワーク局で勤務する久代萌美氏(32才)が、3月いっぱいで同局を退社して、吉本興業に入り、タレント活動していくことが分かった。
あるフジテレビ局員は、「久代さんの後任でバラエティー番組『さんまのお笑い向上委員会』のアシスタントMCに就いた久慈暁子アナ(27才)が退社することも驚きだったのに、久代さんまでとは……佐々木恭子アナ(49才)がアナウンス室部長で頑張っていますが、これだけ人材流出が続くと、さすがに痛い」と頭を抱える。
それでなくてもフジテレビのアナウンス室は、深い傷を抱えている。昨年4月には、『週刊文春』で宮澤智アナ(32才)や井上清華アナ(26才)など、計8人が口コミを装った宣伝である“ステルスマーケティング”に関与したと報道され、大きな批判を浴びたた。今年に入ってからは早期退職制度に福原直英アナら名物アナウンサーらが応募したことが報じられるなど、「去年からネガティブなことでしか話題になっていない」(前出の局員)。
久代氏は、物おじしない度胸と明るさ、機転の利く回しで『さんまのお笑い向上委員会』、『ワイドナショー』、『ノンストップ』など、フジの看板番組を歴任。共演した明石家さんま(66才)やダウンタウン松本人志(58才)といった超大物タレントたちからも高い評価を受けていた。
昨年夏の異動の際には、さんまは「俺も久代の大ファン。ひょっとしたら、今イチ推しの女の人。アナウンサーとしては(異動は)もったいない気がするけど…」と残念がった。松本も、かつて自分に向かって「大嫌い! 干されればいいのに!」と言い放った久代のことを「大化けする可能性を秘めているな~って思ったから、ちょっと惜しい気もするんですけどね」とコメントしていた。
冒頭のフジ局員は「さんまさんと松本さんという2人をここまで残念がらせた女子アナなんて、過去にいましたでしょうか? かつて『楽しくなければテレビじゃない』とのキャッチコピーで、テレビ業界のトップを走っていたフジでこそ、輝く存在だったのに……本当にもったいない」とつくづく嘆く。
あるスポーツ紙芸能記者は「久代さんは、合コン好きといわれたり、2020年12月に結婚したYouTuberコンビ『北の打ち師達』はるくんとも、交際中には激しい痴話げんかで自宅に警察が駆けつける騒動を起こすなど、私生活が派手なイメージがありました。過去にいわくつきの投資家の誕生会に出席していたことも報じられたりと、コンプライアンス重視のフジでは、それらを懸念しての異動だったかと噂されていました」と語る。