『週刊ポスト』の連載「居酒屋ますや」で、大将をつとめる役者・升毅。実は自宅マンションの隣室を借りて、仲間たちと芝居の話をしながら酒が呑める『居酒屋ますや』を月2回ほど開催する料理好きだ。そんな升が「もちもちの車麩がくせになる沖縄料理・フーチャンプルー」のレシピを紹介する。
「僕は中日ドラゴンズの大ファンで、10年前から沖縄での春季キャンプを訪れています。沖縄料理も大好きで、現地ではもちろんのこと、東京にも行きつけの店があります。自分では、野菜炒めのバリエーションとしてチャンプルーをよく作ります。車麩を使うフーチャンプルーは、もちもちとした食感がくせになる美味しさ。野菜もたっぷりとれるヘルシーなつまみです」(升)
もちもちの車麩がくせになる沖縄料理「フーチャンプルー」
■材料(2~3人分)
車麩…3枚(30g)、豚肉切り落とし…100g、にんじん…1/4本、にら…1/4束、もやし…1/2袋、溶き卵…2コ分、サラダ油…大さじ1
A[塩…2つまみ、こしょう…小さじ1/3、顆粒だし…小さじ1、泡盛…大さじ3、しょうゆ…大さじ1]
■作り方
【1】車麩はたっぷりの水に約30分間浸して戻し、水気を絞る。
【2】にんじんはピーラーでスライスする。にらは5cm長さに切る。
【3】車麩を4等分に切り、ボウルに入れた溶き卵に浸してからませる。
【4】フライパンにサラダ油を熱し、中火で豚肉を炒める。豚肉に焼き目がついたら、にんじんを加え、さらに炒める。火が通ったら、もやし、にら、【3】と[A]を加えて炒める。
【5】全体に味がなじんだら、しょうゆで味を調え、【3】の溶き卵の残りを加えてとじて完成。
【プロフィール】
升毅(ます・たけし)/1955年生まれ。東京都出身。近畿大学在学中に演劇を始め、1985年に演劇ユニット「賣名行為」を結成。1991~2002年は劇団「MOTHER」を主宰した。1995年に上京し、映画『八重子のハミング』(2017年)など出演作多数。
YouTubeで動画公開中。
https://www.youtube.com/channel/UC-DmGAqCEZMypBwgMncP1tQ
撮影/阿部吉泰
※週刊ポスト2022年3月18・25日号