コロナ禍でおうち時間が増えると、家庭ゴミも増加。サステナブルな生活が求められる昨今、ゴミをいかに減らしていくかも重要な課題だ。女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと野原広子が“ゴミゼロ生活“に挑戦した。
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いったいいつの間にこんなことに……。
あと約21年半でゴミの最終処分場がいっぱいになる。それも東南アジアやアフリカなどに汚れたプラゴミを引き取ってもらってのことで、もし拒否されたらどうするのか。
いまのままでいったら、最終処分場が満杯になる日まで短くなることはあっても、長くなることはない、なんて聞いてないよ。
どんな町にも100均があるし、たんすの中は安いファストファッションであふれかえっている。
「手軽に買えるものって大事にしないですよね。ぼくはお金を出してすぐにゴミになるものを買い集めているように見えて仕方がないんです」
そう語るゴミ清掃員兼芸人のマシンガンズ・滝沢秀一さんは、これからの日本のゴミは、「もっとリサイクルに人とお金をかけるべき」と言う。
「要するにリサイクル業者の雇用を増やして、可燃ゴミを減らすわけです。可燃ゴミってたとえば、紙は捨てずに徹底的に再利用する。燃やして灰を増やすためにコストをかけるよりずっと有用だと思うんです。それから、たとえばこれ!」
そう言って滝沢さんが見せてくれたのが、年季が入った保温水筒だ。
「本当に簡単なことでいいんですよ。マイボトルなんて持ったってとバカにされますけど、1日1本買うのをやめたら1年で365本。これを10人、100人がしたらバカになりません」
そうなのよね。節約というとすぐにお金の話になるけれど、これから私たちがしないといけない節約はゴミの量。
ゴミ問題は行くところまで行ってしまったらいくらお金をかけても引き戻せないもの。
そうなる前に自分たちのできることをコツコツとやる。それしか打つ手はないのよね。