神奈川県川崎市の市立中学校に勤務する男性教諭A(38)と女性教諭B(34)が校内で性行為を繰り返したとして懲戒免職処分となった騒動が、「あまりに大胆すぎる」として波紋を広げている。
川崎市教育委員会の発表によると、ともに既婚の2人は2019年6月頃から昨年8月頃までの間、勤務時間中や放課後に校内で計10数回の性行為を繰り返したという。
「昨年10月頃、2人の関係について市教委に情報が寄せられ、中学校の聞き取りにA教諭は事実関係を認めたそうです」(全国紙社会部記者)
A教諭は生徒や保護者からも人気だった。同校に子供を通わせていた保護者はこう話す。
「A教諭は体育教師でクラスの担任を持っていた。運動部の顧問も務めていて、県大会に何度も出場させるなど、成果をあげていたと聞いています。明るく頼りがいのある性格で、生徒からも慕われていました」
別の保護者はこう言う。
「うちの子の担任ではありませんでしたが、長身で格好いいとお母さんの間でも評判でした」
一方、B教諭のほうは、「清楚な感じの人で、不倫をするような人に思えなかった」(同前)という。
なぜ2人は「校内での行為」という大胆な行動を繰り返していたのか。
「A教諭は聞き取りの際に、『お互いに既婚者なので、帰宅時間について家族に不信感を持たれないように校内で関係を持っていた』と答えていたそうです。2人の校内での行為が始まったのは2019年6月ですが、B教諭がこの中学に赴任してきたのはその年の4月。B教諭が来てすぐに関係が始まったということです」(学校関係者)
A教諭は市教委の聞き取りに「保護者や生徒の信頼を裏切って申し訳ありません」と話しているが、道ならぬ恋の代償はあまりに大きかった。
※週刊ポスト2022年4月1日号