一般人なのか、芸能人なのか──。2021年7月に芸能界引退を発表した木下優樹菜が3月17日、写真集『CORRECT』(双葉社)の出版会見を行った。木下は2019年10月に実姉が働いていたタピオカ店の店長に送ったDM(ダイレクトメッセージ)が波紋を呼び、翌月に芸能活動を自粛。2020年7月に芸能界を引退し、500万人以上ものフォロワーがいたインスタグラムも閉鎖した。
しかし、昨年3月にはモデル活動を再開、9月には新たなインスタグラムアカウントを作り、10月にはYouTubeチャンネルも開設。今回は写真集を発売する。その告知をした双葉社のホームページには、木下のメッセージとして「今回、芸能界を引退し、一般人として初めての写真集を出させていただくこととなりました。芸能界への復帰は考えておりませんが、34歳の私として、今だからこそ残せる作品として、ぜひ出したいと思いました」と綴っている。
芸能記者は自らを“一般人”と称する木下について、「違和感が拭えない」と疑問視する。
「今までも木下さんのように、スキャンダルを機に引退宣言をして“一般人”になった芸能人はいます。ただ、その人たちは引退後、表舞台に出てきていない。それなら、メディア側も一般人として扱い、取材することもない。しかし、木下さんは写真集を出して、記者会見まで開いている。それなのに、“一般人”と言われても無理があると思います」(以下同)
記者に「一般人を名乗る理由を教えてもらえますか」と聞かれると、木下は「芸能事務所に所属していないのと、前みたいにバラエティー番組に出たいっていう気持ちが、今の時点で、引退した時点で、ないんですね」と答えた。
「木下さんがメディアで活躍していたひと昔前であれば、ご本人の言うようにテレビに出演したり、芸能事務所に所属したりすることが“芸能人”の証だと考える人もいたかもしれません。ただそれは1つの基準に過ぎません。テレビに出なくても、コンサートで生計を立てているアーティストもいるし、舞台を生活の基盤にしている役者もいる。芸能人はテレビに出ているかどうかが基準じゃないですし、事務所に所属せずに個人で活動している人もいますからね」
また、会見では「一般の方と同じようにインスタグラムやYouTubeのツールを使って今の優樹菜としてできることを発信していきたい」とも話していた。