芸能

川嶋あいが語る『旅立ちの日に…』 卒業式ライブでは熱唱する男子生徒に驚き

『旅立ちの日に…』は川嶋にとって8枚目のシングル

『旅立ちの日に…』は川嶋にとって8枚目のシングル

 数多くの卒業ソングを発表している、シンガーソングライターの川嶋あい(36才)。その中でも、『旅立ちの日に…』は、平成卒業ソングといわれる代表曲の1つだ。

「私はもともと路上で歌っていて、『旅立ちの日に…』はその時代のミニアルバムに収録していた曲です。中学を卒業するときに学校生活を思いながら作りました。

 実は『あいのり』(フジテレビ系)という番組の主題歌だった『明日への扉』の原曲で、メロディーはまったく同じで、歌詞だけが違うんです」(川嶋・以下同)

 この曲の発売は2006年だが、徐々に卒業式にふさわしい歌として浸透。いまでは全国の学校で歌われているだけでなく、中学校の道徳の教科書にも掲載されている。

「10年以上前の曲なのに、いろんな学校で歌われているという声をよく聞くので、本当にありがたいです。

 私は、18才の頃から卒業式サプライズライブをしていて、応募があった学校に行くんですが、卒業生と彼らを見守る先生や保護者の皆さんとの絆がいつもダイレクトに伝わってきて感動します。

 それに、以前は照れや恥ずかしさから真剣に取り組まなかった男子たちが、思いっきり大声で熱唱していて、泣いている子もいて、毎回、私が驚かされている感じです」

 ボランティアにも熱心な川嶋は、東日本大震災の被災地には何度も訪れている。

「あのとき、卒業式で歌うはずだった『旅立ちの日に…』を歌いながら、励まし合って一晩を過ごした子供たちがいるという話を聞いて、その子たちに会いに避難所を訪問したんです。それから卒業式にも参加して、一緒に合唱もしました。これからもこういう出会いを大切にしていきたいと思っています」

川嶋あい

川嶋あい

取材・文/北武司

【プロフィール】
川嶋あい/1986年、福岡県生まれ。2002年から路上ライブを始め、2003年に『I WiSH』のaiとして『明日への扉』でデビュー。2006年からソロに。デビュー当時に始めた卒業式サプライズライブをコロナ禍のいまも行っている。

※女性セブン2022年3月31日号

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン