“一般人”としてヌード写真集発売という話題を提供した元タレントの木下優樹菜(34)が、今度は「本来私は慰謝料をもらう立場でしたが」と突然ぶちまけ、周囲を騒然とさせている。
2020年7月に芸能界を引退した木下が、3月17日にヌード写真集『CORRECT』(双葉社)を発売した。「芸能界への復帰は考えておりませんが、34才の私として、今だからこそ残せる作品として、ぜひ出したいと思いました」とあくまで芸能活動再開ではないとしている木下。同日行われた引退後初となる公の場での会見でも、「一般人とか芸能人とかいうのが一人歩きしている」と語っていた。
「木下さんは会見でも、『芸能事務所に所属せず、SNSなど一般人でも使えるツールを使って活動している』と、一般人だということを強調していました。とはいえ、胸元が大胆に開いたミニワンピース衣装で写真集の出版会見を開いている時点で、実質的には芸能活動と変わらないのではないか、という声が多く聞かれたのも事実です」(芸能記者)
その夜、木下はInstagramのストーリーズで〈今日はひさびさの記者会見でした 沢山の記者さんメディアさんありがとうございました〉と発信。続けて、〈今旦那さんの発言により一人歩きしている学費だったりの件について〉と元夫でお笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史(51)との間の金銭事情について触れはじめた。
藤本の発言とは、3月13日放送の読売テレビ『もんくもん』内で、木下に親権がある二人の間の子どもについて藤本が「学費も僕が全部」払っているという発言をしたこと。あくまで養育費の話ではあったが、「ちょっと渡すくらい」ではなく学費は全部藤本が払っているという告白が話題となっていた。
木下はこれに反応したのだろう。Instagramのストーリーズで、〈離婚する際に本来私は慰謝料をもらう立場でしたが そういったものは私は、もらわないと決め、彼自身、2人の父親として”学費”だけは払うという事になった〉〈彼の発言が様々な憶測を呼び起こし 色々な報道のされ方をしてますが 生活費などは一切もらっておりません〉と主張したのだ。
学費の話に「生活費などは一切もらってない」と返していることもそうだが、何より気になるのが「本来私は慰謝料をもらう立場でした」の部分。ネット上ではこれが「令和版の“伝説の92”ではないか」と多くの指摘を受け、一時は「伝説の92」というワードがトレンドに上がったほどだった。
「伝説の92」とは一体何か
この「伝説の92」とは何のことだろうか? ネット事情に詳しいライターは説明する。
「2007年、インターネットの巨大掲示板にとある既婚女性が離婚に関する相談を投稿しました。それは、女性の浮気がバレて離婚する場合に、女性が受け取る慰謝料と生活費は減らされるのか? というもの。さらに、通常浮気がしたほうが慰謝料を払うのではという回答に対し、この女性は『離婚するんですけど、女性でも慰謝料を払うんですか?』と発言したのです。
夫婦の離婚はその原因にかかわらず、夫が妻に慰謝料を払うものだと本気で思っていたらしいこの女性の書き込みは、当時のネット上で大きな衝撃とともに話題となり、女性のレス(発言)番号が92だったことにちなんで“伝説の92”と呼ばれるようになりました」
藤本と木下の離婚は当時、「お互いの芸能生活の中で、夫婦としてのすれ違いや生活のずれが重なり、話し合いを重ねた結果このような結論に至りました」と説明されていた。藤本も出演した番組で「(どちらかの不貞が原因ではなく)お互いに不満が溜まっていった結果」だとしていた。
にもかかわらず「本来私は慰謝料をもらう立場」と突然主張した木下に対し、この「伝説の92」を彷彿させるとツッコミが殺到したというわけだ。
木下の真意はわからないものの、やはり上記発言は唐突感は否めない。これが「伝説の92」同様の思い違いによるものなのか、それともまだ明かされていない事実が何かあるのか、一般人である木下から説明はあるのだろうか。