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食品ロス&家計のムダの救世主になるか 長期保存を可能にする真空パック機

フードセーバー

ニューウェルブランズ・ジャパンの「フードセーバー FM2010 ホワイト」

 日本の食品ロスの量は年間約570万トンにもなるが、そのうち46%にあたる約261万トンが家庭から排出されている。これは国民1人当たり年間約45kg、ご飯茶碗に換算して約363杯分に相当する(出典/農林水産省『食品ロス量〈令和元年度推計値〉』)。その原因として、購入した食材を使い切れなかったり、料理を作りすぎてしまうことが挙げられるが、そうした食品ロスや家計のムダの救世主となるのが、真空パック機『フードセーバー』だ。

 空気を吸引し密封するため、酸素・雑菌・湿気などの侵入をブロック。食材の劣化を防いで鮮度を保ったまま、時間にして最大5倍長持ちさせることができる(米国検査機関〈The National Food Laboratory, Inc.〉調べ)という。

 発売元『ニューウェルブランズ・ジャパン』のホーム&キッチン事業部・達城有香さんに話を聞いた。

「購入した食材をすべて消費できているご家庭は少ないと思います。コロナ禍によって自宅で食事をする機会が増えたため、量を読み違えて必要以上に買い込んでしまったり、まとめ買いをするかたが増加。食べきれずにムダにしてしまうケースが以前より顕著になっていると思います」

 使い方は簡単だ。食材や残った料理をバッグ(パックロール)に入れて本体にセット。フタを閉めロックしたら「吸引&密封」ボタンを押すだけだ。真空パックは平たくコンパクトになるため、冷蔵庫や冷凍庫のスペースを有効活用できる。また、バッグに購入日や食材名などを書き込めば保存時の目安となる。さらに、用途は保存だけではない。

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