『週刊ポスト』の連載「居酒屋ますや」で、大将をつとめる俳優・升毅。自宅マンションの隣室を借りて、仲間たちと芝居の話をしながら酒が呑める『居酒屋ますや』を月2回ほど開催するくらいの料理好きだ。そんな升が、納豆やちくわを焼きのりで巻いて香ばしい「2種類の手巻きおつまみ」のレシピを紹介する。
「思い立ったらすぐに作れる簡単なおつまみ。用意した具材を、各自で手巻きするスタイルも気軽だと好評です。ねばねばのり巻きは、30年ほど前に大阪の居酒屋で初めて食べました。わさびとからしを両方入れるのがポイントで、2種類の『ツーン』がたまりません。ちくわのり巻きは、きゅうりとチーズを詰めたちくわを、のりで巻くことでさらに美味しくいただけます」(升)
ねばねばのり巻き
■材料(2人分)
小粒納豆…1パック、きゅうり…1本、たくあん…3cm、オクラ…3本、山芋…6cm、卵黄…1コ分、しょうゆ…大さじ1、チューブのからし…約3cm、チューブのわさび…約3cm、焼きのり…適宜
■作り方
【1】納豆をよく混ぜる。
【2】きゅうりとたくあんは1cm角に切り、オクラは小口切りする。山芋は皮をむき、半分は1cm角に切り、残り半分はすりおろす。
【3】ボウルに【1】【2】を入れ、卵黄を加えてよく混ぜる。しょうゆ、からし、わさびで味を調える。
【4】焼きのりを10cm四方に切り、【3】を巻いて食べる。
ちくわのり巻き
■材料(2人分)
ちくわ…4本、ベビーチーズ…2個、きゅうり…1/4本、焼きのり…適宜
■作り方
【1】きゅうりをちくわの穴に合わせた太さ、長さに切り、ちくわ2本に詰める。きゅうりの角をピーラーで削るとちくわに詰めやすい。
【2】ベビーチーズは縦3等分に切り、ちくわ2本の穴に詰める。
【3】【1】【2】を半分の長さに切り、さらに斜め半分に切る。
【4】焼きのりを約5cm×10cmサイズに切り、【3】を巻いて食べる。
【プロフィール】
升毅(ます・たけし)/1955年生まれ。東京都出身。近畿大学在学中に演劇を始め、1985年に演劇ユニット「賣名行為」を結成。1991~2002年は劇団「MOTHER」を主宰した。1995年に上京し、映画『八重子のハミング』(2017年)など出演作多数。
YouTubeで動画公開中。
https://www.youtube.com/channel/UC-DmGAqCEZMypBwgMncP1tQ
撮影/阿部吉泰
※週刊ポスト2022年4月1日号