過去最長7年もの間、水谷豊(69才)の「4代目相棒」を務め、相棒としての歴代最多出演を果たした反町隆史(48才)が3月23日放送の『相棒Season20』(テレビ朝日系)を最後に、ドラマから卒業した。反町の卒業にドラマファンは悲しみの声を上げる一方、早くも後任者が誰になるのかが注目されている。テレビ朝日関係者が声をひそめて言う。
「人選は難航しているようです。その理由は2つある。1つは水谷さんが70才を区切りに『相棒』を卒業するのではないかということ。その年齢になるのが今年7月です。
2つめはテレ朝が若者向けの番組制作にシフトしたこと。長寿番組である『科捜研の女』などが放送された『木曜ミステリー』の枠を秋までに終わらせるなど改革を進めており、『相棒』もその波には逆らえないのではないかと囁かれています」
次の相棒は水谷の「ラストバディ」になる可能性があり、2人の相性や物語との整合性、最後にふさわしい名前かどうかなどハードルが上がっているという。実際、テレビ朝日の早河洋会長は2月の会見でこう話している。
「新しい相棒を探すというのは慎重かつ、丁寧にやらなければいけないと思っています。水谷さんの意見も尊重していきたい。もう少し時間をいただけたら」
その発言が憶測を呼んだのか相棒探しの報道は過熱。福士蒼汰(28才)や松坂桃李(33才)、中村倫也(35才)、田中圭(37才)、松田龍平(38才)、森田剛(43才)、稲垣吾郎(48才)ら実力者の名前が報じられた。
「知名度や演技力はもちろんですが、大事なのは長期撮影のスケジュールを確保できること。『相棒』は例年10月から翌年3月まで放送されるため、撮影期間はだいたい8月から7か月間にも及びます」(番組関係者)
条件はそれだけではない。芸能関係者が言う。
「結婚していることも大事かもしれません。水谷さんは反町さんと相棒を組んでから家族ぐるみのつきあいをしてきました。撮影が長期間に及ぶため、役同様にプライベートでも相棒になれるかが重要になりそうです」
そこで有力視されたのが、向井理(40才)だという。