女優・斉藤由貴(55)の長女が女優デビューをしていることが週刊ポストの取材で分かった。水嶋凜(22)という芸名で、昨年1月にドラマ『直ちゃんは小学三年生』(テレビ東京系)にゲスト出演している。このことが「NEWSポストセブン」で報じられるや、ネット上には〈お母さんの若い頃にそっくり〉〈目元がそのまんま〉と驚きの声があがったが、それはテレビ業界も同じだった。最近、斉藤が出演したドラマの制作スタッフが言う。
「撮影の合間に由貴さんと話していて、『昨日、子供と喧嘩しちゃって』と、家族のことも普通に話していたのに、娘さんのデビューについては一切口にしていませんでした。娘さんはデビューして1年以上経ちますが、テレビ業界でも知っている人は僅かだったのではないか」
所属事務所は「特に“斉藤由貴の娘”ということで大々的にプロモーションをしようとは考えておりませんでした。斉藤が(水嶋の)撮影に同行したこともありません」(東宝芸能・広報部)と説明し、親子で距離を置いているように見受けられる。
なぜ“七光り”を利用しようとしないのか。芸能評論家の三杉武氏はこう分析する。
「最近は『二世タレント』とアピールして売ることのメリットが少なくなっています。インターネットでの批判が広がりやすく、タレントが目にするリスクがある。親が俳優で子供が音楽家など違う分野なら批判が起きにくいが、親子で同じ分野の場合、実績を重ねたあとに明かすのが主流です。
斉藤さんは2017年の不倫騒動があり、大河『西郷どん』降板などのトラブルがありました。“娘に悪い印象がつくから公表しなかったのでは”という声もありますが、すでに斉藤さんが騒動を乗り越え、再評価を受けているので関係ないでしょう」
所属事務所は「今後は親子一緒に共演という可能性もありますので、その際はまたお伝えしていく予定です」(前出・広報部)と、コメントした。母に負けない輝きを期待したい。
※週刊ポスト2022年4月8・15日号