困った人を見ると放っておけない主人公・中越チカラ(松本潤)が、引っ越し先のマンションの住民たちの悩みやトラブルを解決する──ドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)が話題を呼んでいる。ドラマほどではないにしても、誰もが近隣トラブルの当事者になりうる。被害者になることもあれば、加害者になってしまうこともあるだろう。それは有名人でも同じこと。実際に、近隣トラブルで苦情を受けた有名人は少なくない。
豊川悦司、萬田久子 近隣からの申し立てで、豪邸建設中断
2011年、高級住宅地として知られる東京・自由が丘に、萬田久子がパートナーの故・佐々木力さん(享年60)との終の住処を建築する予定だったが、基礎工事の段階で近隣住民の猛反対を浴びた。というのも、地中熱システムを導入するために地下100mも掘り進める計画があったのだが、すさまじい騒音を伴ううえ、もともと沼地で地盤から水が出ないとも限らないためだ。その後住民側が区に直訴したため、工事は一度中断。それでも佐々木さんの存命中に完成させようと工事を断行した萬田だったが、佐々木さんが亡くなったことで中止となった。
またサーフィン好きが高じて、神奈川県鎌倉市に1億5000万円の豪邸を建設した豊川悦司もまた、建築中の2014年に近隣住民のクレームを受け、再三の中断を余儀なくされている。
騒音がうるさいこと、振動がひどいこと、基礎が浅いこと、工事のやり方がおかしいことなど、クレームの内容は多岐にわたり、施工業者も変更に。紆余曲折を経たが、その後、豪邸は無事に完成した。