●天皇陛下が訪れたお店
『リストランテ高田馬場文流』
【住所】東京都新宿区高田馬場1-26-5 FIビルB1
【営業時間】11:00〜14:30、17:00〜21:30
【定休日】水曜
「日本とイタリアの文化の懸け橋」をモットーに、イタリア文化研究家の西村暢夫氏が1973年に創業した「リストランテ高田馬場 文流」。西村氏が陛下の恩師と親しかったことから、来店する運びとなった。
「1992年、学習院大学の学長と教授とご学友の女性と、総勢5名でお見えになり、前菜、パスタ、魚、肉、ドルチェのフルコースを提供したと聞いています。30年前のことなので先代のシェフもはっきり覚えていないのですが、『カニとトマトのリングイネ』と『きのこのリゾット』は間違いなくお出ししたそうです」(シェフの遠藤栄さん)
いまでこそイタリアンは身近な料理になったが、創業当時はイタメシブームよりずっと前。本場イタリアの食材も入手するのが大変だったという。
「基本を大切にしているので、フォンドボーもトマトソースもミートソースも、すべて手作り。手間はかかりますが、それだけは創業当時から妥協しないでやってきました。本場の味と言っていただけるのはうれしいですね」(遠藤さん)
本格イタリアンにお酒も進んだようで、結果的に陛下と教授と女性2人で、白ワイン4本と赤ワイン1本を注文された。
「豪快に飲まれるかたという印象を持ったと聞いています」(遠藤さん)
陛下の酒豪伝説はここでも。