JR新大阪駅から車で北上すること約40分。閑静なベットタウンの中心部に、長年更地のまま放置された約300平米の空き地が広がる。近隣住民にもほとんど知られていないが、実はこの土地の所有者は芸人でYouTuberの宮迫博之(52才)である。
「5年ほど前に建物が取り壊されてから、ずっと野ざらしのままなんや。年に1度くらい業者が来て草を刈ったり、見知らぬ人が様子を見に来ることはあるけど、一向に新しい家が建つ気配はないなぁ。誰かが挨拶に来たという話も聞かんし、この辺りの人は誰の土地かも知らへんやろな」(近くに住む女性)
今から約3年前、宮迫は“嫁迫”と呼ぶ糟糠の妻と、彼女の両親のために、妻の実家近くに土地を購入して二世帯住宅を建てようとした。
「若い頃からスキャンダルを繰り返し、苦労をかけた奥さんのために地元に豪邸を建てる計画を進めていたそうです。ところが、2019年4月に土地を買った2か月後に“闇営業騒動”が持ち上がり、人気芸人だった宮迫さんは一転して無職になってしまった。家賃の高いマンションから引っ越した上に長年所属した吉本興業からも“追放”され、一時は生命保険を解約しなければならないほど生活に困っていたといいます」(宮迫の知人)
土地を手放すのは踏みとどまったが、上物を建てる計画はあえなく頓挫した。その後、紆余曲折を経てYouTuberに転身したことは周知の通り。自身のチャンネル『宮迫ですッ!』はいまや登録者数130万人を超す人気コンテンツとなり、一時は芸人時代の月収を上回る稼ぎを叩き出したこともあった。
もっとも、爆発的な人気は長く続かず、再生回数は減少の一途。4月2日に「鬼越トマホーク」の公式YouTubeで「貯金は億以上あるのか」と聞かれた宮迫は、「(芸人)辞める前は億ありました。でも、今はガチでない」と意外な懐事情を明かした。