「絶対に失敗できない」。いま、秋篠宮家の職員たちは重圧を感じているという。4月9日、筑波大学附属高校(筑附高)の入学式が執り行われる。同校には今春、秋篠宮家の長男・悠仁さまが入学される。
「3月17日のお茶の水女子大学附属中学の卒業式には、秋篠宮さまと紀子さまがそろって出席されました。おふたりとも、わが子の晴れ姿を見届けることができ、たいそう楽しまれたようです。筑附高の入学式にもお出ましになるのではないでしょうか」(皇室記者)
筑附高が、皇族を迎え入れるのは初めてのことだ。4月に入り、筑波関係者に警備体制の強化が知らされたという。
「24時間体制で、学校の正門前に2名の警備員を配置するというものでした。敷地の出入りも、身分証などで厳しく管理するとしています。期間は2025年3月31日まで。悠仁さまが卒業されるタイミングです」(筑波関係者)
警備体制の構築には、筑波側と宮内庁側で入念に打ち合わせを行ったという。宮内庁側が神経質になるのも無理はない。お茶の水中で起きた「刃物事件」がトラウマとなっているからだ。
「2019年4月に、工事業者を装って中学校の校舎に侵入した男が、悠仁さまの机に刃物を置く事件が発生しました。偶然、悠仁さまのクラスは移動教室で不在でしたが、一歩間違えば取り返しのつかないことになっていた。紀子さまの取り乱しようは相当なものだったそうです。警備体制は宮内庁も把握していましたから、同じことが筑附高で起きてはならないと、特に秋篠宮家の職員は気が気ではないようです」(前出・皇室記者)
卒業式を巡っては、天皇家の長女・愛子さまの成年会見と日程が重なるという事態が起きた。新聞やテレビでは、愛子さまの会見が大々的に報じられ、必然的に悠仁さまの扱いは小さくなった。後日、宮内庁長官は日程の重複を「私のミス」と明かした。
「卒業式は1年前から決まっていた。愛子さまの会見があとから重なってしまった格好です。宮内庁内部では、“天皇家の愛子さま側が配慮する必要はない”という意見が大勢を占めますが、長官は自身に責任があるように述べました。紀子さまが秋篠宮家の職員に対してお強く当たってしまうことに配慮して、自分のミスだと強調したのではないか」(皇室ジャーナリスト)
また、筑附高への合格が発表された2月には、作文コンクールで佳作を受賞した悠仁さまの作品に、参考文献として記載のないガイドブックなどと酷似した箇所が数か所見受けられるという「コピペ問題」が浮上した。
「事の顛末を知った紀子さまは、沈痛な面持ちだったそうです。やり場のない怒りの矛先が、職員や、文学賞への応募を促したお茶の水中の関係者へ向けられたこともあったようです」(宮内庁関係者)