4月9日、悠仁さまが筑波大学附属高校(筑附高)に入学することになり、新たな節目を迎えられる秋篠宮家。“立派な天皇”を育て上げなければならない立場の紀子さまが周囲に求めるハードルは必然的に高くなる一方で、その懸命さが「職場としての秋篠宮家」に暗い影を落としている。
皇嗣家である秋篠宮家を支える職員を「皇嗣職」と呼ぶ。2019年、御代がわりにともなって秋篠宮家で働く職員は、それまでの約20名から51名に増員された。皇嗣職の中でも、ご一家の公務の調整や報道対応、身の回りの品々の準備や私的な交際まで幅広く対応する職員を「宮務官」と呼ぶ。しかし、人員繰りには苦労がともなう。
「異動の際には宮内庁の他部署や中央官庁から人員を回しますが、秋篠宮家の担当になることに後ろ向きな人間も多い。慢性的ななり手不足のため、都道府県の職員や民間企業などにまで範囲を広げて、なんとか人員を確保しようとしている。
この1年間でも、宮務官2名の入れ替えがありました。また、皇嗣職の中には、異動先の別部署で課長に昇進した人もいます。“秋篠宮家でがんばれば、将来昇進できますよ”と内外にアピールするような意味合いも透けて見えます」(宮内庁関係者)
秋篠宮家はかねて“ご難場”とささやかれてきた。
「強い忍耐力が必要な職場で、実際に激やせした人や、数か月で退職した人もいる。宮内庁職員の中には“秋篠宮家を担当するくらいなら辞める”と公言する人もいます」(前出・宮内庁関係者)
春は異動や就職、転職のシーズンだ。一般企業においても、人材の定着は大きな課題である。労務を巡って社会問題になっているのが「パワーハラスメント」。最近でも、民間企業や官公庁で、パワハラを理由にした「大量退職」が取り沙汰されたことは枚挙に暇がない。
「職員が定着しにくいことが常態化しているならば、秋篠宮家を取り巻く環境に“パワハラ”があるのではないかと疑う向きが出てくるのも無理はありません。それが、着任を忌避する理由になり、悪循環になっているようです」(前出・宮内庁関係者)