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悠仁さまの進学先・筑附高が実施する「来校者素性調査」に保護者も困惑

筑波大学附属高校に入学した悠仁さま(3月、東京・千代田区。写真/JMPA)

筑波大学附属高校に入学した悠仁さま(写真は3月、東京・千代田区。写真/JMPA)

 秋篠宮家の長男・悠仁さま(15)が筑波大学附属高校(筑附)に入学した。皇位継承者が学習院以外の高校に進学するのは戦後初のことだ。

 毎年東大に30~40人の合格者を出す同校は「自主・自律・自由」を教育方針に掲げており、「制服もなく、生徒は部活に委員会にと、のびのびと青春を謳歌する」(同校OB)という。一方で、保護者や外部の人がいま、思わぬ“不自由”を被っている。

〈本校へ来校される方へ(お願い)〉

 3月31日、筑附のホームページのトップ画面に、突然こんな一文が掲載された。

 クリックすると、〈本校への来校はなるべくご遠慮ください〉の文言に続き、来校時には面会を希望する教職員に事前に連絡を取ること、面会予約がない来校者の入校を拒否すること、来校の前日正午までに専用フォームに個人情報の入力を求める旨が記載されている。

「フォームに記載するのは氏名から所属、来訪目的、来訪先まで非常に細かく設定されている。新型コロナの感染予防が目的だとしていますが、まん延防止等重点措置の解除されたこのタイミングでトップページに告知するのは不自然。一部保護者からも戸惑いの声があがっていると聞きます。附属中学のホームページには同様の記載がないこともあり、悠仁さまの警護面が理由のひとつではないかと見る向きがあります」(皇室ジャーナリスト)

 これまで“将来の天皇”を受け入れてきた学習院は、警護体制のノウハウが蓄積されていた。だが、筑附にはそれがない。

「悠仁さまが通われていたお茶の水女子大学附属中学もその点は同じで、2019年に悠仁さまの机に刃物が置かれる事件が起きた時は、警護体制の不備が指摘されました。

 筑附としても、同様の事件は二度と起こしてはならないという意識が強いはず。警護については、在校生と来訪者それぞれにとってベストな方法を模索しながら、試行錯誤している段階だと思います」(同前)

 筑附に聞くと、「どなたが在籍しているか、していないか、ということも含めてなにも申し上げることができません」(担当者)とのこと。

 平穏な学校生活となることを祈りたい。

※週刊ポスト2022年4月22日号

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