タレントの辻希美(34)が引っ越しを報告した。YouTubeで紹介された新居は3階建てで、キッチンやリビングはもちろん、巨大な衣装部屋やダンススタジオ、動画撮影用の部屋まで設けられている。不動産会社の関係者は語る。
「辻さんがお住まいのエリアで、あの広さの敷地に3階建てを建てるとなると、最低でも3億円はかかるでしょう。キッチンや浴室など細部までこだわりをもって造られた注文住宅のようなので、もっとお金がかかっているかもしれません」
ネット上では、この豪邸を〈アンチが建てた家〉と呼ぶ声もある。というのも、辻の収入における柱のひとつがブログだとされるからだ。そして同時に、そのブログは大勢のアンチがついていることで有名なのだ。
「今でこそ純粋なファンも増えましたが、かつての辻ちゃんブログは毎日が炎上状態で、現在もアンチがゼロになったわけではありません。しかし、良くも悪くもママタレ界でダントツの注目度であるぶん、ブログだけで月間約700万円の収入があると思われます」(広告代理店関係者)
辻は2007年、19歳のときに俳優の杉浦太陽(41)との結婚・妊娠を発表。まだ10代での結婚は当時、ママゴト婚とバッシングを受けた。そして辻の日常がつづられたオフィシャルブログは、アンチの標的に。
「現在はママタレ界屈指の料理上手として知られる辻ちゃんですが、昔はまだ家事に不慣れだったせいで、『流しそうめんにウインナーを入れる』など少々ツッコミたくなるような行動も多かったんですよね。もはや辻ちゃんの全てが気に入らないアンチもいて、煮込みハンバーグを作ったら『なぜ焼かないで煮込むんだ』、イチゴに練乳をかけたら『新鮮なイチゴに練乳をかけるな』など、ただのイチャモンでしかない批判も多くありました」(芸能プロ関係者)
「流しそうめんにウインナーを入れて炎上」とだけ聞くと笑い話のようだが、何をしてもネット上で叩かれてしまうことに辻は心の底から悩んでいたという。
「『もうブログをやめたい』とマネージャーさんに訴えたことは、一度や二度ではありません。しかし、12歳から芸能界に身を置き、負けん気が強い彼女のこと。結局は『やめたらアンチに負けたことになる』と頑張ってブログを続けてきました」(前出・芸能プロ関係者)
昨年6月に出版したエッセイ『大好きな人と結婚した、その後。』(講談社)で、辻自身がアンチをめぐる苦悩を回想している。
〈「ママゴト婚」と報道され、「きっとすぐに別れる」などと言われていて、何を発信しても悪く言われがちだったのです。ブログのコメント欄も、9割くらいが好意的とは言えないコメントで埋め尽くされていました〉
一挙手一投足をあれこれ評価される状況が、強いプレッシャーになっていた。
〈当時、私たち夫婦にしても、「あんなに若いうちに結婚して子どもを持って、一体どんな育児をするんだろう」と、ある意味テストされているような視線を感じていました〉