有名人につきものなのが“家族内のゴタゴタ”。なかでも小林麻耶による“海老蔵批判”は多くの人から注目を集めている。そこで、放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、有名人一家のゴタゴタについて分析する。
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“ときぐすり”が効いてきて、やっと本音を吐露
突然始まった小林麻耶サン(42才)による市川海老蔵サン(44才)への攻撃に戸惑っているかたは多いのではないでしょうか。
ご家族内のことなので、本当のところは部外者にわかるハズもありませんし、ああやってYouTubeで暴露するしか方法がなかったと麻耶サンが言うのであれば、それは悲しい。
でも「気持ちはよくわかる」というのが現在のところの私の本音です。
私は麻耶サンがテレビに出るきっかけとなった『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)の構成作家の1人でしたから、同番組のオーディションを受けに来てくれた大学2年生のときから彼女を見続けてきました。
麻耶サンの“ぶりっ子”ぶりが同期メンバーから理解されなかったり、その言動に怒った泉谷しげるサン(73才)から椅子を投げられそうになったりした迷場面も間近で見ていました。明石家さんまサン(66才)から贔屓されているのではないかとのウワサに悩んだりツラかったりしたことも知っていましたが、彼女は本当にがんばり屋さん。最後まで出演してくれたのです。
翌年、妹の小林麻央さん(享年34)が『~から騒ぎ』に出演するようになってからは、自分が麻耶サンからいかに溺愛されていたり、「クリスマスは彼氏より姉や家族と過ごすのが好き」と目を輝かせたりする麻央さんに、さんまサンが「ほんまかぁ?」と大袈裟に驚いていたことも(笑い)。麻耶サンと麻央さんを中心に小林家は本当に仲のよい家族だったのです。
それがいまはどうでしょう。麻耶サンの言葉を100%信じるならば、お母さまは海老蔵サンに洗脳され、お父さまから麻耶サンは絶縁された……と。
大きな悲しみに打ちのめされたとき、人は、千々に乱れる自分の感情のすべてに向き合うことも、悲しみを憎しみに転換することも、すぐにはできないものです。“反撃”を思いついたところで、それをすぐに行動に移せるエネルギーを持ち得る人というのも、そうはいないのでは?
たとえば夫を略奪されて、すぐに相手女性を訴えることに気持ちをシフトさせられる人は、本当にすごいと思う。金銭や財産をだまし取られ、すぐに裁判を起こせる人も同様です。