久しぶりに友達と食事に行く約束をしたのはいいけれど、問題は「テレワーク上等!」とため込んだお肉。いまから全身やせるのなんてムリムリムリ~。せめて、顔だけでも小さく見せられないものかと思っていたら、朗報が! マスクを外したときのためにも、小顔になるためのマッサージ方法を紹介します。
顔だけやせる? そんなのムリムリ、というあなた。実は方法が間違っていたのかも。
「リンパをほぐさずに、マッサージをしても、満足な小顔効果は得られません!」と言うのは、ユーチューブなどで“小顔リンパ流し”の動画などを配信して人気を博しているリンパマッサージ師の山岡愛さん。小顔になりたいといって、顔だけマッサージしていてはダメなんだそうだ。
「リンパというのは、血液のように私たちの体の中を流れる透明な体液です。私たちの体の中には大きな管が2つあって、1つは血液や酸素などを流す血管、もう1つがリンパ管です。
血液は、心臓がポンプの役割をすることで、体内を短時間で循環していますが、リンパにはポンプになるものがなく、筋肉の動きなどによってゆっくり流れています。そのため、筋力のない人ほど、リンパの流れが悪くなってしまいます」(山岡さん・以下同)
リンパの流れが悪いと老廃物が長く体内にとどまるため、それがむくみやコリとなって体のあちらこちらに現れる。
「リンパ管の合流地点には、老廃物が蓄積するリンパ節があります。これはゴミ箱のようなもので、全身に1000個ほどあるといわれています。その中でも、首まわりにはリンパ節の約3分の1があるといわれており、ここがきちんと流れないと、顔がむくみやすくなるんです。最近は、スマホやテレワークなどの影響もあり、リンパの流れが悪い人が多いと感じています」
リンパの流れをよくするために、山岡さんがすすめるのが、上の小顔効果に欠かせないリンパマッサージ。効果を持続させたいのであれば、【1】~【7】をセットで行うことがおすすめだ。
■リンパマッサージで小顔になる
【1】心臓まわり
心臓の左上のところにあるくぼんだ部分が、リンパ液の最終出口。ここに指先2~3本をあて、1分くらいぐりぐりと回すように押す。老廃物がたまるところなので、マッサージの最初にここをしっかり流しておくことが重要だ。詰まっている人は、かなり痛いが、詰まりがとれれば痛さも緩和される。
【2】鎖骨まわり(左右)
鎖骨あたりにクリームを塗って滑りをよくし、内側から外側に向け、鎖骨の下側を指でなぞるようにして流す。痛くなければ少し力を入れて押していく。ゴリゴリする部分があれば、潰す感じで行う。自分で心地がいいと感じる強さを見つけよう。左、右の順で両方の鎖骨を流す。ポイントは必ず内側から外側に向かって流すこと。左右それぞれ約1分行う。
【3】首まわり
フェイスライン(下あごの骨の下)に手をあて、上から下へと手のひら全体で首をなぞるように1分流す。首まわりは力を入れずに優しく流そう。首はしわになりやすいのでクリームを塗って、首の前と横を念入りに流すとマッサージ効果も得られ、しわの改善効果も。