最年少で完全試合を達成した佐々木朗希の偉業の前に屈辱を味わった、オリックス・吉田正尚(28)だ。2年連続の首位打者、昨年は選手会長として25年ぶりのリーグ優勝へとチームを引っ張った主軸が、4月10日のロッテ戦では佐々木の“怪投”の前に3三振を喫した。“三振をしない男”として知られるだけに、佐々木が凄すぎるのか、それとも吉田が不調なのかとファンの間でも物議を呼んだ。
その異変の予兆だったのだろうか。試合の2日前、某空港で不思議な姿を目撃されていた。居合わせた男性が語る。
「空港内でバスターミナルに向かう途中、靴を履かずに靴下姿で歩いている人がいたんです。よく見たら吉田選手でした。もちろん他の人たちはみな靴を履いているので、吉田選手の靴下姿は目立っていました。本人は意に介さない様子で、革靴を手に持ったまま、すたすた歩いて球団専用のバスに乗り込んでいきました」
この日の吉田は紺色のスーツにピンクのネクタイ。右手で持つスーツケースは英国の高級ブランドで、手にしていた革靴はフェンディだった。高級品に身を包んだ“紳士的な装い”だっただけに、足下だけが浮いていた。いったいなぜ?
球団を通じて靴下で歩いていた理由を本人に聞いてみると、
「靴擦れをしてしまい足が痛かったので、少しの距離ですが靴を脱いで歩いたとのことでした。これはプレーのほうには全く影響しておりません」(広報部)
とのことだった。勝負は下駄を履くまでわからないというが、革靴の場合はどうだろう。
※週刊ポスト2022年4月29日号