ライフ

夫に任せるべき家事は何? 料理ならインスタントみそ汁から、ゴミ出しも重要

(写真はイメージ)

重労働こそ夫に活躍してもらうチャンス(写真はイメージ)

 共働き家庭が増えている昨今、夫であろうが妻であろうが、家事を担当するのが当たり前となっている。しかし、家事に慣れていないがゆえに、サポートしたいけど、上手くできないという夫も少なくない。では、やる気スイッチが入った夫には、どんな家事を任せるのが正解なのだろうか──。

 負担が大きく、できなければ将来的に死活問題にもなり得る「料理」は重要な家事だが、決して簡単なものではない。まずは「インスタントみそ汁」から始めるべきだと、『なぜ妻は「手伝う」と怒るのか』(平凡社新書)などの著書がある家事研究家の佐光紀子さんは言う。

「料理をしたことがない男性の中には、みそ汁に『だし』を入れることを知らない人もいます。まずは、お椀に入れたインスタントのみそ汁にお湯を注いで、みそ汁を作るところから始めましょう。慣れてきたら、鍋にお湯を沸かして、豚肉を入れ、色が変わったら、わかめなどの具材が入っているインスタントみそ汁を入れて豚汁を作ってもらう。それから、みそとインスタントのだしでみそ汁を作る、といった具合に段階を踏んで難易度を上げます。インスタントはだしが入っているけれど、みそだけでは味にパンチがないと実感することで、だしの大切さもよくわかります」

 家事をしたことがない夫は、スーパーで目当ての食品を買うことも難しい。棚を見つけられず、店員に尋ねることもできず、レジの仕組みもわからず、手ぶらで店を出るはめになることも。

 夫がひとりでも買い物できるように、休日は一緒にスーパーへ行き、売り場や品ぞろえを知ってもらうといい。そして、会社帰りに食材の買い出しを頼んでみよう。NPO法人「tadaima!」代表理事で、家事シェア研究家の三木智有さんが指摘する。

「その際、『今日の夕食の食材』を頼むのは危険です。仕事で遅くなり、夕飯に間に合わなくなる恐れがあります。明日以降の食材など、時間の制限がない買い物を頼む方がお互い気楽です」

 時間の制限がない家事はほかに、子供のおもちゃの片づけ、食器洗い、洗濯物をたたむ、アイロンがけなどがある。このとき、“妻のルール”を夫に押しつけてはいけない。全日本ズボラ主婦連盟代表理事を務める料理研究家の浅倉ユキさんが言う。

「ある家庭で、妻が食器用、鍋用、シンク用とスポンジを分けていたのですが、夫はそんなことは知らないので、シンク用のスポンジで皿を洗ってしまった。妻がそれを注意したら、夫はへそを曲げて二度と皿洗いをやってくれなくなったそうです。一度任せたのなら、“夫クオリティー”を尊重してください」

関連記事

トピックス

4月14日夜、さいたま市桜区のマンションで女子高校生の手柄玲奈さん(15)が刺殺された
「血だらけで逃げようとしたのか…」手柄玲奈さん(15)刺殺現場に残っていた“1キロ以上続く血痕”と住民が聞いた「この辺りで聞いたことのない声」【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
ファンから心配の声が相次ぐジャスティン・ビーバー(dpa/時事通信フォト)
《ハイ状態では…?》ジャスティン・ビーバー(31)が投稿した家を燃やすアニメ動画で騒然、激変ビジュアルや相次ぐ“奇行”に心配する声続出
NEWSポストセブン
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(時事通信フォト)
《朝ドラ初出演のソニン(42)》「毎日涙と鼻血が…」裸エプロンCDジャケットと陵辱される女子高生役を経て再ブレイクを果たした“並々ならぬプロ意識”と“ハチキン根性”
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
朝ドラ『あんぱん』に出演中の竹野内豊
【朝ドラ『あんぱん』でも好演】時代に合わせてアップデートする竹野内豊、癒しと信頼を感じさせ、好感度も信頼度もバツグン
女性セブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
【独自】「弟がやったことだと思えない…」中居正広氏“最愛の実兄”が独白30分 中居氏が語っていた「僕はもう一回、2人の兄と両親の家族5人で住んでみたい」
NEWSポストセブン
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト