演じることと音楽の活動は、自分の向き合い方や考え方がまったく違うという。
「お芝居は、役を背負えるので、役に助けられる部分が多い。自分じゃなくいられる瞬間が多くて、気持ちが楽なんです。役を被れるのが居心地がいいというか。
音楽は、最初は恥ずかしいというか、作品ごとに表現していく難しさがありました。でも、やってみると自由が利く。もちろん支えてくださるスタッフさんありきなんですけど、自分主体で表現できるのが音楽のよさだと気づきました。
お芝居で得たものを音楽に活かすこともできるし、その逆もできる。両方やらせていただけているのは、表現者としてとても幸せなことだなと思います。やったことのないジャンルの仕事にも挑戦して、自分をどんどんどんどん更新していきたいですね」
【プロフィール】崎山つばさ/さきやまつばさ/千葉県出⾝・2014年に舞台にて俳優デビュー。翌年にミュージカル『⼑剣乱舞』シリーズの⽯切丸役で話題に。以来、主演映画『クロガラス1&2』主演舞台『LOOSER−失い続けてしまうアルバムー』『幽☆遊☆⽩書』などで活躍。4⽉27⽇には初の本⼈が全曲を作詞したMini Album『petit fours』リリース。ライブが4⽉29日東京・品川プリンスホテルステラボール、5⽉4⽇、⼤阪・なんばHatchで⾏われる。
取材・文/和久井香菜子
撮影/横田紋子