国内

皇后としての重責を知る美智子さま「雅子さまを守り通す」というお気持ち

皇室全体を気にかけられている

皇室全体を気にかけられている美智子さま(写真/時事通信フォト)

 美智子さまから雅子さまに“皇后のバトン”が託されてから、3年が経とうとしている。その間、ご自身なりの「令和の皇后像」を模索されてきた。快復の途上にあられる雅子さまに負の影響が及びそうなとき、防波堤になることができるのは、ほかでもない美智子さまだ。

「上皇陛下への礼を失する、誠に遺憾なこと」

 4月14日の定例記者会見の場で、宮内庁の西村泰彦長官が、語気を強めてある報道を否定する場面があった。

「背景にあるのは、上皇后美智子さまの、皇室の将来に対する憂慮のお気持ちです。報道内容が上皇陛下、そして皇后雅子さまにまつわる内容だったので、そのお気持ちはより強いものだったことでしょう」(宮内庁関係者)

 4月12日、上皇ご夫妻が、約2年間仮住まいをされた仙洞仮御所(東京・港区)を後にし、神奈川県の葉山御用邸に向かわれた。その日の天気は晴れ。近隣の住民や保育園児らの見送りを受けたご夫妻は、いまにも止まりそうなまでにスピードを落とした車の窓から、笑顔で何度も何度も手を振られた。仙洞仮御所での日々は、コロナ禍と重なった。

「ご夫妻は徹底した“おこもり生活”を送られました。接するのはごくわずかな宮内庁職員のみで、娘の黒田清子さん(紀宮さま)とも滅多にお会いにならなかったそうです。また、仙洞仮御所は敷地が狭いため、日課の散歩は、かなり窮屈に感じられていたはずです」(皇室記者)

 葉山御用邸の滞在は2週間ほどの予定だ。

「御用邸に到着したその日の夕方には御用邸裏にある海に面した『小磯の鼻』に散策に出かけられ、夕日が輝く“ダイヤモンド富士”をご覧になられたほか、集まった近隣住民と、久しぶりの触れ合いを楽しまれました」(前出・皇室記者)

 御用邸滞在中に引っ越し作業が進められ、4月下旬には赤坂御用地(港区)内の旧赤坂御所へと移られる。

「旧赤坂御所には、皇太子時代のお子さま方との思い出が詰まっています。赤坂御用地は存分な広さがあり、豊かな自然も広がっている。ご夫妻は、引っ越しを指折り待たれているのではないでしょうか」(前出・皇室記者)

関連記事

トピックス

遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
中川翔子インスタグラム@shoko55mmtsより。4月に行われた「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2025」には10周年を皆勤賞で参加し、ラプンツェルの『自由への扉』など歌った。
【速報・中川翔子が独立&妊娠発表】 “レベル40”のバースデーライブ直前で発表となった理由
NEWSポストセブン
奈良公園で盗撮したのではないかと問題視されている写真(左)と、盗撮トラブルで“写真撮影禁止”を決断したある有名神社(左・SNSより、右・公式SNSより)
《観光地で相次ぐ“盗撮”問題》奈良・シカの次は大阪・今宮戎神社 “福娘盗撮トラブル”に苦渋の「敷地内で人物の撮影一切禁止」を決断 神社側は「ご奉仕行為の妨げとなる」
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン