4月上旬の平日の午前中、都心の幹線道路を1台の白い乗用車が走っていた。大通り沿いで一時停止すると、助手席からゆっくりと女性が降りてきた。高円宮家の三女で、2018年に守谷慧さんと結婚した守谷絢子さんだ。
茶色のワンピースに、肩から斜めにかけたグリーンの小ぶりなバッグが目立つ。白いスニーカーを履いた絢子さんは、足下の段差に細心の注意を払いながら歩き、スーパーマーケットの中に入っていった。絢子さんのお腹には、いま、「新しい命」が宿っている。
「出産予定は8月だそうです。2019年11月に誕生した長男に続く、第二子ですね。結婚当初はマンション暮らしをしていましたが、現在は母である久子さまのご実家で、夫の慧さんと長男の家族3人で生活しているそうです」(宮内庁関係者)
折に触れ、久子さまが足を運ばれることもあったという。
「いまではおさまってきたようですが、妊娠初期はひどいつわりに悩まされたようです。第一子のときはそうでもなかったようで、絢子さん自身も相当負担を感じていたそうです。夫の慧さんがとても協力的で、食材や日用品の買い物もすすんでやってくれたといいます」(前出・宮内庁関係者)
慧さんは、海運大手の『日本郵船』に勤めている。
「以前は海外赴任のある部署でしたが、現在は別の部署に異動し、自宅でのリモートワークも多いといいます。その分、身重の絢子さんのサポートをする時間が増えたそうです」(前出・宮内庁関係者)
冒頭のシーンでも、車のハンドルは慧さんが握っていた。慧さんの母親はすでに他界しているが、実家との関係も良好で、長男を連れて遊びに行ったり、逆に慧さんの父親が食事を届けたりしたこともあったという。
「久子さまは、3人のお子さまを“いずれ皇室を出て、一般家庭に嫁ぐ”前提で育てられました。食卓に並ぶのは高級料理などではなく、久子さま自らがキッチンに立ち、お作りになった肉じゃがやとんかつ。また、“人様が作ってくれた料理は、好き嫌いせずなんでもいただく”ということを、幼少から教えられていました」(別の宮内庁関係者)
この夏には、笑顔あふれる「4人家族」になる。