芸能

テレ朝が今春入社した「新人女子アナ」の素性をひた隠しにするワケ

雨のなか会見にのぞむ斎藤ちはるアナ(2019年)

入社直後から番組に出演していた斎藤ちはるアナ(2019年)

 4月に入って異動シーズンを迎え、テレビ各局でも女子アナたちの担当番組が変更されて注目が集まっている。特にテレビ朝日では元乃木坂46のメンバーで『羽鳥慎一モーニングショー』アシスタントだった斎藤ちはるアナ(25)と、『グッド!モーニング』に出演していた森山みなみアナ(23)が担当番組をチェンジしたことが話題になった。そんなテレ朝において、新人女子アナの起用を巡ってある“異変”が起きている。

 テレビ朝日の社員が語る。

「今年はまだ、新人アナの外部への公表がされていないんです。もちろん今年も入社しているんですが……。ほかの局であれば、研修が終わる夏頃に“情報番組で自己紹介”なんて流れでもおかしくはないんですが、ウチは“最速デビュー”で売ってきた経緯があるので、社内でも『いつ発表するんだ』と噂しています」(テレ朝社員)

 ここ数年、テレビ朝日は「入社直後」ないし、フライング気味に「入社前」から番組のアシスタントに起用して「最速デビュー」させることでメディアの注目を集めてきた。そして、その“元祖”は今回の春の担当替えで話題になった斎藤ちはるアナだ。

 2019年入社の斎藤アナは入社式前の4月1日から『羽鳥慎一モーニングショー』のアシスタントとして出演、さらに同期の下村彩里アナ(27)も4月5日から『報道ステーション』のお天気担当として番組に出演している。翌年の2020年は安藤萌々アナ(24)、渡辺瑠海アナ(25)、佐藤ちひろアナ(24)と3人の女子アナが入社したが、全員が4月中旬までに情報番組や系列のAbema TVなどで担当番組を受け持って出演している。2021年入社は冒頭で紹介した森山アナはもちろん、田原萌々アナ(23)も入社翌日から『Abema Prime』のアシスタントに抜擢されている。

 そうした流れのなかで、番組出演をしていないどころか「誰が入社したのか」さえ明かされていないのは同局としては異例と言えるかもしれない。その背景には何があるのか――。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が語る。

「まず理由の1つとして考えられるのが、社内の女子アナが“飽和”しているということです。テレ朝での新人抜擢といえば『報ステ』のお天気アナやスポーツ担当などですが、どのポジションも近年入社した女子アナで埋まっています。通常は抜擢したばかりの番組をいきなり降板・異動することは稀なので、すぐに担当させられる番組がなかったのではないかと思います。

 さらにコロナ禍の影響で、内定を出してから正式に入社するまでに新人教育がやりにくいというのも大きいかもしれません。実際に女子アナが内定者時代に派遣されることが多い各種イベントが実施されていないことが多い。テレ朝も夏に行なわれていた『テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り』は中止になりましたから。なので、今年入社する女子アナはじっくり育てることにして、これまでの通例だった甲子園絡みの番組や、研修後に情報番組のリポーターなどでお披露目されるのではないでしょうか」

 弘中綾香アナ(31)をはじめ、人気アナが多いテレビ朝日。新人アナには否が応でも世間の注目が集まるだけに、まだ見ぬ新人アナの“初鳴き”にも期待が高まる。

関連記事

トピックス

初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
ピーター・ナバロ大統領上級顧問の動向にも注目が集まる(Getty Images)
トランプ関税の理論的支柱・ナバロ上級顧問 「中国は不公正な貿易で世界の製造業を支配、その背後にはウォール街」という“シンプルな陰謀論”で支持を集める
週刊ポスト
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン