小室圭さんとの婚約準備が最初に報じられたとき、眞子さんは25才だった。すでに佳子さまは、その年齢を超えられている。紆余曲折がありながらも自由の国へ渡った姉の姿は、いまだ皇室というカゴのなかにいる佳子さまの目にどう映っているのだろう──。
眞子さんがニューヨークで暮らし始めて半年。佳子さまは、皇室を離脱した眞子さんから、多くの公務を引き継いだ。しかし、その一方で胸の内には“姉のように家を出たい”という強い願いを秘められているという。原因の1つは秋篠宮ご夫妻との複雑な関係だ。宮内庁関係者がいう。
「秋篠宮ご夫妻は、眞子さん、佳子さまに、女性皇族としての自覚と覚悟をしっかりとお教えになりました。一方、お年を召されてからお生まれになった悠仁さまには、特に愛情深く接されてきた。“将来の天皇を預っている”という特別な思いもおありでしょう。時にそれが、“甘さ”になってしまったこともあったようです。
眞子さん、佳子さまに対しては叱責されていたことに関して、悠仁さまに対しては何も言わないというようなこともあったといいます。佳子さまは、年の離れた弟の悠仁さまのことをかわいがられていましたが、ご夫妻の態度には疑問を持たれたでしょう」
女性皇族にとって、皇室を出るスタンダードな方法は「結婚」だ。だが、眞子さんの結婚騒動が尾を引く状況にあって、佳子さまの結婚は一筋縄ではいかないだろう。
「佳子さまは周囲への観察力が鋭く、ご判断も慎重です。ご自身の結婚は、国民からの納得と祝福が得られる形で進められるでしょうから、異例の“強行結婚”の眞子さんのようにはならないでしょう。
ただ、“次の天皇家”を担う秋篠宮ご夫妻にとって、国民の信頼はもう裏切れない。石橋を叩いて渡るがごとく細心の注意を払われるでしょうから、仮に立派なお相手が現れても、トントン拍子に縁談が進むとは考えづらい状況です」(別の宮内庁関係者)
仮に結婚されても、皇室との関係を断ち切れるかは不明瞭だ。皇族数の確保は積年の課題であり、昨年12月、政府の有識者会議の最終報告書には、「女性皇族が結婚後も皇室に残る案」が盛り込まれた。
「佳子さまは、“結婚後も皇族”という案に不満を持たれていると聞きます」(皇室ジャーナリスト)