5月16日発売の「週刊ポスト」は、コロナ禍から再出発した国民生活に立ちはだかる課題と事件、そして芸能界、スポーツ界を襲った衝撃ニュースを掘り下げるスペシャル号。前号のスクープで騒然となった「那須川天心vs武尊」世紀の一戦にまつわるスキャンダルでは、渦中のRIZIN・榊原信行代表が疑惑に大反論。果たしてドリーム・マッチは予定通りに開催されるのか……。
今週の見どころ読みどころ
◆本誌スクープに渦中のキーマンが大反論「反社との関係はない」
前号でスクープしたRIZIN代表の「反社交際音声」流出トラブルに、当の榊原信行氏が反論した。RIZINに関わる人物について、稲川会との付き合いがあることを「そうです、知っています」と語っているテープについて、自分の声であることを認めたうえで、「話を合わせるために言ってしまった」と説明した。さらにその人物は反社ではないとし、テープを公表されないために500万円支払ったことも認めたうえで経緯を詳しく語った。
◆常連客らが赤裸々に明かした「渋谷ハプニングバー摘発の瞬間」
その筋では超有名店だった渋谷のハプニングバーが警察に摘発され、本番行為をしていた客と従業員らが逮捕された。そのとき店内にいた70人の客のうち常連の2名が本誌に「恐怖の夜」を語った。摘発の瞬間に「わいせつ行為」をしていたのは逮捕された客ら少数だったようだが、実はその数時間前にはほとんどの男女が全裸でローションまみれのバカ騒ぎを繰り広げていたのだという……。
◆<追悼>南部虎弾「上島は優しくてすぐ泣く芸人だった」
ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが急逝した。ダチョウ倶楽部はもともと4人組で、初代リーダーを務めたのが、今は電撃ネットワークを率いる南部だった。「信じられなくて茫然としている」という南部は、上島さんとの思い出や、その人となりを静かに語った。
◆ノムさん、仙ちゃんに続く外様起用へ……阪神「次期監督は落合」急浮上!
相変わらず最下位に低迷し、「辞める」公言の矢野監督の求心力がダダ下がりの阪神は、史上最速でストーブ・リーグに突入しつつある。次期監督には岡田、掛布ら大物OBの名も挙がるが、「勝つためには落合を招聘せよ」という声も増えている。当の落合氏は自らのYouTubeでも阪神再生の話題を連発し、やる気満々の様子だ。
◆サンモニで関口宏と“不仲”露呈の達川光男「僕の話が長すぎた」
コメンテーターとして出演したサンデーモーニングで、MCの関口宏と全く会話がかみ合わず、関口から「意味がわかりません」とまで言われて「不仲」と指摘されてしまった達川が、その不仲説を否定したうえで、なぜあんなひどいやり取りになってしまったかを説明した。
◆「プーチンの資源」禁輸で「真夏の大停電」or「原発再稼働」どうなる!?
相変わらずNATO諸国に追従するだけの岸田政権は、さしたる対策もないままロシア産の石油、天然ガス、石炭の禁輸に踏み切ろうとしている。すでに世界ではそれを見越してエネルギーの買い占めが始まっているが、そこでも日本は無策で「買い負け」濃厚だ。そうなると電力需要の高まる夏に「ブラックアウト」か「計画停電」が避けられない。日本が持つ大規模なエネルギー資源といえば原発だが、参院選を控えた岸田政権は再稼働を口に出せずに沈黙している。
◆<政界深層>“敵の敵は味方”で岸田首相が「二階副総裁」決断!?
国民の困窮などそっちのけで、永田町は参院選とその後の政局に奔走している。あれだけ批判を浴びた「文書通信交通滞在費」も、結局は使途公開も残金返納もなく、むしろ「なんにでも使える経費」に衣替えするという焼け太りで決着した。そんななか、岸田首相と安倍元首相の仲違いが激化している。岸田周辺では、総裁選でクビを切った二階元幹事長を復権させて安倍一派を追い込もうとする企みが出てきたという。
◆<調査&直撃>国会でなーんにもしてないセンセイ27人の実名公開
国会議員の職場は言うまでもなく「国会」だ。「政治家の仕事はいろいろある」なんて言い訳は、まず「本業」をこなしてから言ってもらおう。本誌は国会を監視している学者らの協力で、全衆院議員の「立法」「質問」「発言」を調べ上げた。なんと、そのいずれも前の任期中にゼロだったセンセイが10人もおり、これに国会質問5回以下のセンセイを加えた27人の実名リストを公開する。予想通りだが、そのうち24人が自民党だった。
◆<フォトルポルタージュ>ウクライナの街で「戦争を生きる人たち」
ウクライナで取材を続けるノンフィクションライター・水谷竹秀氏が、画像と住民へのインタビューで現地の惨状をリポートするカラーグラビア。大量虐殺があったとされるブチャ近郊には、鉄くずと化したロシア軍の戦車が放置され、街はがれきの山となった。住民のひとりは、「ロシア語を耳にするだけで嫌悪感が募る」と吐露した。
◆<動作解析で新事実が判明!>佐々木朗希「史上最速170キロへの道」
ロッテの佐々木が人類史上最速の170キロに到達する可能性はあるのか。動作解析のプロ3人がフォームを詳細に分析し、そのスピードの源と「伸びしろ」を明らかにする。「リリース」「体の閉じ方」「左足の角度」に驚くべき新事実が隠されていた――。
◆専門学会が警鐘を鳴らす「骨卒中」を知っていますか?
脳卒中はよく知られているが、「骨卒中」という言葉を知る人はまだ多くないのではないか。これは骨粗しょう症学会が提唱する「命に関わる骨折」のことで、骨折をきっかけに寝たきりになったり他の問題を誘発して命を落としたりするケースを指す。高齢化で年々増えているといい、調査・研究も進んできた。なんと、50歳以上で大腿骨を骨折すると、10年生きる人は26%しかいなかったという。
◆<実録>高齢になって自宅売却して「ひどい老後」に苦しんだ人たち
子供も独立し、夫婦だけの生活になったら自宅を売って小さなマンションに引っ越そう――そんなライフプランを検討している人は多いが、失敗例が非常に多い。家が売れない、マンションのほうが生活費が高くついた、田舎暮らしに辟易など、その決断で老後に苦しんだ人たちの悲痛な声を集めた。
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