振り返れば、眞子さんと小室圭さんの結婚は、多くの人の「お膳立て」があったからこそ成就した。それは渡米してからも同様で、個人どころか、公的機関までもが陰に陽にふたりを支えている。
渡米前の羽田空港では、空港職員に案内されて「貴賓室」へ招かれ、飛行機の座席はエコノミークラスからビジネスクラスにグレードアップ。空港に降り立った際は、迎えの車が待機し、新生活を始めるマンションへ案内。さらに在ニューヨーク日本国総領事館には「小室さん夫婦担当」が置かれ、生活まわりのことについて逐一相談に乗っているという。
さらに、世界トップクラスのミュージアムであるメトロポリタン美術館(MET)もまた、眞子さんに救いの手を伸ばそうとしている。MET側は、眞子さんは正規雇用されたスタッフではないとしているが、ホームページに掲載された文章に眞子さんの名前が登場。活動を始めている。
「METは観光地としてだけでなく、職場としても大変な人気で、学芸員の資格や博士号を持っていてもなかなか職を得られません。眞子さんは周囲に“日本美術を世界に広めることに貢献したい”と話しているとも聞きます」(皇室記者)
眞子さんとMETの懸け橋が、METで日本美術分野のキュレーターを務めるジョン・カーペンター氏だ。眞子さんが寄せた解説文書に「翻案者」として名を連ねている。もちろん、METにも眞子さんを抱え込むことのメリットがあるという。
「METが眞子さんの肩越しに眺めているのは、宮内庁が所管する『三の丸尚蔵館』に収蔵された、皇室ゆかりの品々でしょう。三の丸尚蔵館では、皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品や、亡くなられた皇族の遺品など約1万点の“秘宝”を収蔵しています。国宝に指定されているものも数多くあります。
そういった品々は、これまで各地での展覧会などに貸し出しがされてきました。三の丸尚蔵館は、現在、新施設への移行準備のため休館中ですが、地方の美術館や博物館への貸し出しは行われています」(宮内庁関係者)