芸能

三浦百恵さん 三浦友和とのキューピッドだった「芸能界の父」と最後の別れ

百恵さんの「芸能界の父」は亡くなった(写真は2022年5月)

百恵さんの「芸能界の父」が亡くなった(写真は2022年5月)

 一昨年から山口百恵の名曲がサブスクリプションサービスにより聴き放題となったのも、過去のライブ映像をテレビで見られるのも、すべては百恵さんの育ての親である彼の尽力があってこそだった。引退後も百恵さんが信頼し続けた恩師の急逝に彼女は──。

 ダイナミックで美しいハワイの自然、パリのおしゃれなカフェ、海沿いでの優雅なバカンス、古代エジプトの壁画──一歩会場に足を踏み入れると、そこには世界中のさまざまな美景を表現した作品があふれていた。

 5月11日から24日まで静岡駅からほど近い会場で開催されている「静岡キルトフェスティバル」。「旅と休日」をテーマに、日本のトップキルト作家の秀逸な作品を集めた本展で、会場の中でも、大きな人だかりができ、ひときわ注目を集めている作品があった。「ようこそ!」というタイトルがつけられたそのキルトの作者は、三浦百恵さん(63才)だ。

 このキルトフェスでは、百恵さんのキルトの師である鷲沢玲子さんの教室の特別展示が行われており、百恵さんも数多くの弟子のなかから選ばれて作品を出展していたのだ。イベントを主催している「テレビ静岡」のホームページには、作品とともに百恵さんの近影も掲載されている。

「今回出展された百恵さんの作品は、2019年に制作されたもの。新作ではないのですが、フランス出身の画家・モネの家をモチーフにした作品のため、旅のテーマに合っているということで選んだそうです。ピンクを基調にした花々のリースの周りを蝶が舞っている華やかなキルトです。モネの終の棲家となったフランス・ジヴェルニーの庭の散歩道で、モネが訪れた人を笑顔で迎えるようなイメージからこのタイトルがつけられたのだとか」(キルト専門誌編集者)

 現在はキルト作家として活躍する百恵さんだが、このキルトフェスが始まる少し前、「歌手・山口百恵」をともに作り上げた人生の師を失っていた。

 4月30日、前ホリプロ会長の小田信吾さんが急性心不全のため83才で亡くなった。小田さんは、1968年に大手芸能事務所のホリプロダクション(現・ホリプロ)に入社。和田アキ子(72才)や百恵さんのマネジャーを務め、同社の成長に大きく貢献し、マネジャーから社長、会長を歴任した。芸能界の重鎮といわれる人物だったが、葬儀は親族のみの密葬という形でひっそり執り行われたという。

「故人の希望とご家族の意向だったそうです。混乱を避けるため、小田さんの死はしばらく伏せられており、発表されたのは葬儀が終わった後でした」(芸能関係者)

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン