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「ヌン活」が楽しめる都内のホテル3選 贅沢な空間でゆっくりお茶と会話を

 コロナ禍でホテルや高級カフェのアフタヌーンティーを食べ歩く、“ヌン活”を楽しむ人が増えています。実はおひとりさまOKの店も多く、伝統的な英国式の三段スタイルはどんどん進化。自由な世界が広がるアフタヌーンティーをホテルスタイルで楽しめる3店を紹介します。

 1800年代中頃に、英国の上流階級の社交の場として広まったアフタヌーンティー。時代や国境、そしてコロナ禍を経て、いま大きな変化を遂げているとスイーツライターのchicoさんは語る。

「コロナ禍で人気が再燃している印象を受けます。ホテルなどで楽しめるアフタヌーンティーには、徹底された感染対策やソーシャルディスタンス、清潔感という安心感があり、40代以降の世代にも注目を集めています。

 旅行に行きづらい中で、おしゃれして出かけられる数少ない場所でもあり、贅沢な空間でお茶をしながらゆったりと会話する時間を楽しめるのも魅力。最近はインド料理店や老舗の和菓子屋さんが始めたり、個性が際立つようになりました。コロナ禍になって以降、テイクアウトできるものがものすごい勢いで増えたのも最近の特徴ですね」(chicoさん・以下同)

●フォーシーズンズホテル丸の内 東京
『MAISON MARUNOUCHI』

「プラチナ・ジュビリー アフタヌーンティー」

フォーシーズンズホテル丸の内 東京「プラチナ・ジュビリー アフタヌーンティー」

 英国君主として初めてプラチナ・ジュビリー(プラチナ記念式典)を迎えるエリザベス女王を祝して開催中。「英国人シェフの作るスイーツは、水蒸気蒸留を行いローズウォーターを抽出してみたり、発想もデザインも斬新でここでしか食べられないんです」。6月30日まで。

エリザベス女王所有の白鳥をイメージしたシューペイストリー

エリザベス女王所有の白鳥をイメージしたシューペイストリー

前菜は小さなコース仕立て

「前菜は小さなコース仕立てで、冷菜から温菜までとても豪華で美味。総料理長、ダニエル・カルバート氏の監修です」

窓から見える東京駅

「窓から見える東京駅の景色はもうひとつのお楽しみ。電車が往来するプラレールのような光景には、思わず興奮してしまいます」

 

提供時間:11時30分〜ラストオーダー16時30分(2時間制)
料金:平日7590円/土日祝8855円(税・サービス料込み)
住所:東京都千代田区丸の内1-11-1 

●パレスホテル東京
『ザ パレス ラウンジ』

「春のアフタヌーンティー」

「春のアフタヌーンティー」

「3段の漆塗り重箱で提供され、和洋を織り交ぜた先駆け的存在。季節ごとに変わるメニューの創意工夫が楽しく、皇居外苑やお濠を眺めながらのお食事もここならでは」。5月31日まで。

提供時間:平日13〜15時、17時〜18時30分/土・日・祝日は14時からで事前予約制/限定20食(2時間半制)
料金:6200円(税・サービス料込み)
住所:東京都千代田区丸の内1-1-1-1F

●ザ・ペニンシュラ東京
『ザ・ロビー』

「マンゴー&シトラス アフタヌーンティー」

「マンゴー&シトラス アフタヌーンティー」

 人気のマンゴープリンのミニサイズをはじめ、タルトやシューなどマンゴーづくし! 「繊細な味のバランスが素晴らしい。スイーツが止まり木に休むように並ぶ鳥かご風のタワーも楽しいです」。6月1日〜8月31日。

提供時間:11時30分〜20時。
料金:7337円(税・サービス料込み)
住所:東京都千代田区有楽町1-8-1 1F

【プロフィール】
Chicoさん/スイーツライター&コーディネーター。雑誌『anan』『Hanako』など女性誌を中心に活躍。『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズの監修などを手掛ける。

撮影/宮本信義 取材・文/田名部知子

※女性セブン2022年6月2日号

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