ライフ

銀座高須クリニック院長が伝授 マスクを取る前にやっておきたい「たるみケア」

高須クリニック

マスクを取る前にやっておきたいケアは?

 緊張感の緩みから進んだたるみや、すっぴん生活で増えたシミ……。「マスクで隠せるから」と放置していた老化のサインに、あせっている人も多いはず。マスクなしの夏を迎え撃つのに有効な策はないものか──。

「美容医療はどんどんナチュラル志向になっていて、『夫にもバレたくない』という方も。いかに周りに気づかれずにきれいにするか、こちらも勝負です」

 と話すのは、『銀座高須クリニック』の院長に就任した高須英津子さん(以下同)。

「『今年の夏はマスクが取れるかも』と、危機感を覚えて駆け込む方が多いですね。たるみが気になる方には溶けて吸収される糸で引き上げる『イタリアンリフト』がおすすめ。傷跡や腫れがほとんどなく、グッと上がります。

 シミには1度の照射で濃淡のシミに反応する最新の『ピコレーザー』と塗り薬を組み合わせた施術を。シミの部分がかさぶたになりますが、メイクとマスクで隠せるので『顔中のシミを一気に取る』という、マスク期間ならではの“攻め”の治療として人気です」

 そこで、たるみケアの施術を紹介する。

●ウルセラシステム
 高密度の超音波を肌に当てて皮膚の下にある筋肉に熱エネルギーを加え、弱ってきた筋肉から引き上げる。約2か月かけて徐々にリフトアップするので、周りにも気づかれない。顔全体44万円。

ビフォア

ビフォー

アフター

アフター

 30分程肌に超音波を当てるだけで、顔全体がスッキリ。「肌のハリがアップして毛穴も目立たなくなります。これまで難しかった首にも照射できます」。

●ボツリヌストキシン注射
 口角に筋肉の動きを抑えることができる「ボトックス 」(ボツリヌストキシン)を注射することで、口角を下げる力を弱める。自然に口角が持ち上がるので、マリオネットライン(口元の両脇のしわ)が解消。5万5000円。

ビフォア

ビフォー

アフター

アフター

 深く刻まれるしわはたるみが原因。「口角が下がると老けて見える上、不機嫌そうな印象に。マスク生活で口元のエイジングが進んだ、というお悩みは多いですね」。

●小顔専用脂肪溶解注射 メソシェイプフェイス
 頬やあご下のたるみは、下がってきた脂肪が目立たせている場合が。脂肪を溶かす注射を打つことで、小顔とリフトアップの両方がかなえられる。あご下〜フェイスライン(1回) 6万6000円。

ビフォア

ビフォー

アフター

アフター

 顔の脂肪が多い人は、脂肪融解注射と他の施術を組み合わせると効果的。症例の女性は4回の注射であご周りがスッキリ。

●イタリアンリフト
「吸収される糸をこめかみから皮下に入れて持ち上げ、頬全体をリフトアップ。左右の頬に3本ずつ入れるのが一般的ですが、針穴はほとんど目立ちません。糸の周りにコラーゲンが作られるので、3か月目くらいからお肌にハリツヤが出てピカピカに!」。1本11万円。

ビフォア

ビフォー

アフター

アフター

 施術は20分程度。直後の写真でも腫れや内出血はなく、翌日からメイクもOK。効果は半永久的だが、たるみの進行に合わせて糸を足す人も多いそう。

ビフォア

ビフォー

アフター

アフター

 あご下にイタリアンリフト2本と短い糸を入れた症例。「短い糸を追加することで、補強効果が上がります」。コラーゲンが生成され、徐々にリフトアップ効果が高まる点もナチュラル。

●ヒアルロン酸注入
 目の下のたるみ、ゴルゴライン(目頭から頬にかけて刻まれるしわ)、コケたこめかみなどは、ヒアルロン酸を注入してボリュームアップさせることで解消。施術は10分程度。1本11万円〜。

ビフォア

ビフォー

アフター

アフター

ビフォア

ビフォー

アフター

アフター

 目の下のくぼみと頬のゴルゴラインに注入して、頬全体をふっくら滑らかに。肌の凸凹がなくなり、たるみもなかったことに。

ビフォア

ビフォー

アフター

アフター

 顔全体のたるみもヒアルロン酸注入でここまで上がる。「直後からメイクができる手軽さ、ごく自然な仕上がりも人気です。最近のヒアルロン酸は、2年ほど効果が持続します」。

エイジングの悩み、あきらめなくていいんです!

 美容医療の進化は目覚ましく、以前は「難しい」といわれていたことが、どんどんかなう時代に。高須さんは「若返りはいくつからでもスタートできます。『いまさら手遅れ』と思わず相談を!」と語る。ポイント別の悩みに高須さんが答える。

関連記事

トピックス

タイ警察の取り調べを受ける日本人詐欺グループの男ら。2019年4月。この頃は日本への特殊詐欺海外拠点に関する報道は多かった(時事通信フォト)
海外の詐欺拠点で性的労働を強いられる日本人女性が多数存在か 詐欺グループの幹部逮捕で裏切りや報復などのトラブル続発し情報流出も
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《虫のようなものがチャーシューの上を…動画投稿で物議》人気ラーメンチェーン店「来来亭」で異物混入疑惑が浮上【事実確認への同社回答】
NEWSポストセブン
6月9日付けで「研音」所属となった俳優・宮野真守(41)。突然の発表はファンにとっても青天の霹靂だった(時事通信フォトより)
《電撃退団の舞台裏》「2029年までスケジュールが埋まっていた」声優・宮野真守が「研音」へ“スピード移籍”した背景と、研音俳優・福士蒼汰との“ただならぬ関係”
NEWSポストセブン
小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》王貞治氏・金田正一氏との「ONK座談会」を再録 金田氏と対戦したプロデビュー戦を振り返る「本当は5打席5三振なんです」
週刊ポスト
打撃が絶好調すぎる大谷翔平(時事通信フォト)
大谷翔平“打撃が絶好調すぎ”で浮上する「二刀流どうするか問題」 投手復活による打撃への影響に懸念“二刀流&ホームラン王”達成には7月半ばまでの活躍が重要
週刊ポスト
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト