5月30日発売の「週刊ポスト」は、政治、経済、社会、生活にまで影響が及んできた「戦争の時代」の真相を総力リポートする合併特大号。世界的なインフレや品不足、流通停滞によって日本企業の業績は様変わりし、健康を支える常備薬まで手に入りにくくなっている。参院選を控えた政府・与党では内紛が勃発し、ついに元首相の天敵だったエリート官僚が逮捕される事態まで引き起こした。
今週の見どころ読みどころ
◆5・22震度5弱を的中させたMEGA地震予測が警告する「次の巨大地震」
いわき市で震度5弱を記録した5月22日の地震を4日前に「場所、日時、マグニチュード」までピタリと的中させたのが、東大名誉教授が開発したMEGA地震予測だ。すでに本誌で何度も的中を目の当たりにしてきた読者からも、その正確さに驚きの声が上がった。そして今回、新たに中部地方に危険な兆候が観測された――。
◆暴行で逮捕された財務省「次官候補」はアベノミクス潰しの急先鋒だった
5月20日に電車内で暴力を振るって逮捕された財務省の小野平八郎・総括審議官は、事務次官コースを順調に歩んできたエリート中のエリートだった。しかし、これですべてパア。実は泥酔して暴挙に及んだ日の昼間、岸田首相の財政再建路線に反発する安倍元首相支持派と激しく対立しており、疲労困憊のまま“ヤケ酒”を煽っていたとみられている。
◆「CAにしてやる」就職詐欺で性奴隷にされた上智大生の慟哭
大阪府警に逮捕された男に「大手航空会社に就職させてやる」と騙され、カネを巻き上げられたうえに繰り返し性交渉の相手をさせられた上智大生(当時)が涙ながらに被害の全容を告白した。自分はその会社の幹部だと偽り、「拒むことは許されない」と脅して、避妊もせずに何度も暴行に及んだという。
◆上島竜兵を診察した脳神経外科医が悔やむ「首こり性うつ」の兆候
かつてテレビ番組の企画で上島竜兵を診察した東京脳神経センター理事長の松井孝嘉氏は、「あの時に治療を勧めていれば……」と悔やんでいる。松井氏は当時、上島の「首こり」を指摘していたが、実は同氏の研究によって、首のこりがうつ症状を誘発することが明らかになってきたという。
◆朝ドラ席巻「上白石姉妹」を陰キャから陽キャに変えたメキシコ移住
いまや「国民的姉妹」となった上白石萌音と上白石萌歌だが、子供の頃はどちらかといえば「陰キャ」だったという。姉が小3、妹が小1の時に父の仕事でメキシコに渡り、3年後に帰国すると、周囲は「あなたたち、本当に変わったね!」と驚愕したという。ともに教師だった両親に育てられた二人の知られざる底力が明らかに。
◆2022佐々木朗希×1958稲尾和久×1961権藤博「本当にすごい」のは誰だ
球界はまれに見る「投高打低」が続いているが、今年の佐々木をしのぐ強烈な印象と成績を残した剛腕もかつてはいた。時代が違う、と片づけるのは簡単だが、人間どこまでできるのか見てみたいのがファン心理でもある。1958年に日本シリーズ5連投など驚異の活躍で「神様、仏様、稲尾様」と言われた稲尾和久、ルーキーイヤーの1961年に69試合に登板(35勝19敗)して「権藤、権藤、雨、権藤」の言葉を生んだ権藤博はどれくらいすごかったか。
◆すき家が吉野家の5倍稼ぐ秘密、くら寿司がスシロー猛追の一手ほか
コロナ禍はすべての産業に大きな影響を与えたが、同業のライバル同士で明暗がはっきりしたのが今年の決算発表の特徴だった。表題の2組のほか、ユニクロvs無印良品、ソニーvs任天堂、中外製薬vs塩野義製薬、近鉄vs東急、丸井vs三菱伊勢丹の明暗を分けた企業戦略の違いを分析した。
◆罰ゲームも死体シーンもお色気もダメ出し「BPO」はテレビの敵なのか
ダウンタウン松本人志は上島竜兵の追悼コーナーで、「ダチョウ倶楽部の芸がテレビでやりづらくなっている」と問題提起したうえで、「BPOさん、どうお考えですかね? と思いますね」と、BPO(放送倫理・番組向上機構)に矛先を向けた。捏造や政治的偏重に目を光らせるのはいいとしても、BPOがバラエティ番組の演出にまで口を出すようになったことは、テレビ文化にとっていいことなのか、やりすぎなのか。
◆いつの間にか日本の薬は「あれも、これも」中国産になっていた!
医療費抑制のため、日本政府はジェネリック医薬品を強力に推奨している。いまや日本人が飲む薬の8割がジェネリックだが、その結果、より安い原薬(薬の材料)を求めて中国からの輸入が増えている。ところが、コロナ禍で中国の原薬が品薄になり、日本では薬の需給が逼迫する事態が起きた。さらに、生産管理がずさんな中国企業では、原薬に発がん性物質が混入するなどの事件も。中国に頼る日本の薬は本当に大丈夫なのか検証する。
◆江本孟紀×弘兼健氏×大和田伸也「団塊47年組、後期高齢者になるけれど」
今年から団塊の世代が後期高齢者になり始めた。その第一世代の3人が、競争と貧困の少年時代、経済成長とバブルの経験、そして老年を迎えて考える仕事と恋愛など、世代ならではのテーマで語り合った。「ONも手塚治虫も長谷川一夫も知らない世代」に言っておきたいこととは?
◆フジテレビ元アナウンサー・久代萌美が初グラビアに挑戦
フジテレビを退社して吉本興業入りした久代アナが初グラビアを披露した。知的で親しみやすいキャラで人気を博したが、「ひと通り局アナ仕事をやりきった」とフリーに転身。今度は「自分を売り込む」立場になり、大人の魅力たっぷりのグラビアでデビュー!
◆<袋とじ>1日1分見るだけで「ボケない」写真12日間ドリル
マサチューセッツ工科大学の脳科学研究から生まれた脳を鍛える写真をお届け。風景や人物など様々な写真をじっくり見てから質問に答えるだけ。実験では96.4%がトレーニング効果を実感したという驚異のドリルをぜひ体験してください。
※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!