6月8日にデビュー20周年記念写真集『ミラクルミライ』(講談社)を発売する中川翔子(37才)。歌手や声優、バラエティーやドラマと、マルチに活動するだけでなく、最近ではYouTuberとしても好調だ。
昨年8月には、自身のYouTubeチャンネルに『100億年ぶりの水着…。恥ずかし過ぎて泣きそう…。』と題した動画を投稿し、久々の水着姿を披露。1200万回以上(6月5日時点の再生回数、以下同)再生されるなど、ネット上で大きくバズった。また、今年3月には『ついにベンツ買いました!』という動画(再生回数は181万回以上)を公開し、ベンツ購入を報告。5月に『ついに納車!新しい愛車を初お披露目します!【メルセデス・ベンツ】』という動画で、購入した真っ赤なメルセデスベンツのCクラスを公開(再生回数62万回以上)すると、こちらも話題となっている。
「タレントさんのYouTubeは知名度が高くても、簡単に成功するわけではありません。中川さんの場合、コンスタントに動画を上げていて、再生回数も10万回から30万回くらいのものが多く、100万再生超えもたくさんあります。そして、チャンネル登録者数は87.8万人というのも本当にすごい。まさに、YouTuberとしても大成功を収めたと言えますね」(メディア関係者・以下同)
ブレることなくオタクであり続ける
中川のブレイクのきっかけとなったのは、2004年11月に開始したブログ『しょこたん☆ぶろぐ』だ。その後、アニメ、漫画、特撮、カンフー映画などが好きだという“オタクキャラクター”で独自のポジションを築いた。
「現在YouTubeでは、随所にオタク的趣味を見せつつも、食事をしたり、メイクをしたりと、マニアックではない動画も多いんですよね。そういった動画は、ある意味“YouTuberっぽい”ものであって、ネット上のコンテンツにおける“ウケるツボ”みたいなものをうまく捉えていますね」
そんな中川だが、時にネット上では“ビジネスオタク”疑惑をかけられ、批判的な意見に晒されることもある。
「中川さんがメディアで自身のオタク的な趣味を披露し始めた2000年代前半は、まだ今ほどオタクカルチャーが世間に認められていなかった。だからこそ、中川さんが話題になったという側面がある一方で、同じ趣味を持つ人々からやっかみのような声があったのも事実。中川さんとしては、ただ単純に好きな作品への愛情を語り、その作品を愛してくれる人を増やしたかっただけなのでしょうが、それを“作品を利用して売れようとしている”と見る人もいたわけです。これは、中川さんに限らず、その後にオタク的な趣味を披露したタレントの多くが、同様の疑いをかけられていて“オタクキャラの宿命”とも言えると思います」