岸田派のホープとして知られる自民党の吉川赳(たける)・衆議院議員(40)が、18歳の女子大生と高級焼き肉店で一緒に飲酒し、高級ホテルでともに過ごしていたことが『週刊ポスト』の取材でわかった。同誌の取材に対して女性は「4万円のお小遣いをいただいた」と証言しており、その言葉が事実であれば、現役政治家が10代を相手に“パパ活”もしていたことになる。どんな人物だったのかその素性を探ると、土地持ちの資産家で、家庭人としての一面もあることが見えてきた──。
吉川氏は、六本木や西麻布で飲み歩き、界隈では知られた存在だったという。港区の飲食店店員が語る。
「吉川氏は港区女子のあいだでは“お金持ちのおじさん”として、知る人ぞ知る有名人。モデルや港区女子を相手に“パパ活”をしているという噂が絶えない人です」
今年4月に公開された衆議院議員の資産報告書によると、吉川氏の資産総額(株式を除く金融資産、土地、建物などの合計)は9098万円にも及び、静岡県内でトップ。沼津市などに所有する土地が資産の大半を占めていた。まさに“資産家おじさん”なのである。
父親・吉川雄二氏も地元静岡の名士で、県議会議員を務めた。息子の吉川赳氏は選挙に弱く、2014年、2017年と落選が続いたが、女性問題で自民党を離党した議員の辞職にともない、2019年に繰り上げ当選。昨年の総選挙では、これまで何度も競ってきた細野豪志氏(50)にまたも敗北したが、なんとか比例復活を遂げた。総裁選で奔走した功労者のひとりとして、岸田文雄首相(64)の覚えもめでたい。
「岸田首相は、吉川氏を『我が派のムードメーカー』と評しています。かつて吉川氏は国会中に無関係な落語の本を読んでいたことが問題になりました。それだけ落語好きなだけあって、なんといっても弁が立つ。周囲を和ませるジョークを良いタイミングで言えるのです」(政治記者)
吉川氏には、家庭人としての一面もあった。