国内

天皇皇后両陛下、全国植樹祭にオンラインで臨席 豊かな緑への願いがこもった1日

(撮影/JMPA)

2回目の全国植樹祭は初めて皇居・御所から出席された(撮影/JMPA)

 両陛下にとって「四大行幸啓」と呼ばれる主要行事の1つである「全国植樹祭」に、天皇皇后両陛下がオンラインで臨席された。森林に対する愛情を培うことを目的にした行事で、天皇陛下は「実り多い学校生活を送ってください」と参加した小学生にお声がけされた。6月5日、豊かな緑への願いがこもった一日を写真でプレーバックする。

 昨年に引き続き式典はオンライン開催。滋賀県甲賀市の会場と皇居・御所が中継で結ばれた。赤坂御所からのお引っ越し後、両陛下が御所の玄関から行事に出席されるのは初めてのことだった。

 式典でお言葉を述べられる陛下。「健全な森林を育み、(中略)次の世代、またその次の世代へと引き継いでいくことは、私たちの果たすべき大切な使命」と思いを明かされた。

 両陛下が手ずから種の「お手播き」をされた。参加した小学生のアナウンスに合わせて、滋賀から運ばれたクロマツなどの種をプランターに植えられた。

 両陛下自らクワを握り、苗木を植えられることも。天皇陛下は滋賀県北部の巨木林で有名な「トチノキ」など、雅子さまは滋賀県の県の木である「イロハモミジ」などを植えられた。

 式典の終盤には現地会場で地元団体らによるパフォーマンスが実施。両陛下は会場の人たちに合わせて黄色いハンカチを振りながら、目を細めてご覧になっていた。

 式典を終えた後には、植樹祭や緑化啓発のポスター原画コンクールの入賞作品を鑑賞され、制作した児童らとオンラインで懇談された。雅子さまは「力強くて躍動感がありますね」と声をかけられたという。

撮影/雑誌協会代表取材、時事通信社 写真/宮内庁提供

※女性セブン2022年6月23日号

(時事通信フォト)

滋賀県甲賀市の会場と皇居・御所が中継で結ばれた(時事通信フォト)

お言葉を述べられる陛下(撮影/JMPA)

お言葉を述べられる陛下(撮影/JMPA)

(撮影/JMPA)

「お手播き」をされた両陛下(撮影/JMPA)

(撮影/JMPA)

自らクワを握られて(撮影/JMPA)

(撮影/JMPA)

黄色いハンカチを振られる両陛下(撮影/JMPA)

(宮内庁提供)

式典を終えた後には、児童らとオンラインで懇親(宮内庁提供)

関連記事

トピックス

インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
PTSDについて大学で講義も行っている渡邊渚さん(本人提供)
渡邊渚さんが憤る“性暴力”問題「加害者は呼吸をするように嘘をつき、都合のいい解釈を繰り広げる」 性暴力と恋愛の区別すらできない加害者や擁護者への失望【独占手記】
週刊ポスト