7月10日に投開票予定の参議院選挙。間もなく告示だが、いまいち盛り上がりに欠けている。昨年10月に発足した岸田文雄内閣は、目立った実績も作らずに印象は薄いまま。賃金は上がらぬままでの急速な物価高など、庶民にとって不安要素は多いにもかかわらず、各メディアが調査する内閣支持率は60%前後と絶好調。それもこれも、岸田内閣以上に野党に存在感が無いからだ。
「野党第一党の立憲民主党は何年も迷走中。そこの勧誘に乗って、出馬する著名人が出てくるはずがありません。自民党も独り勝ち中なので、わざわざ知名度の高い人材に頼る必要もない。比例代表制のある参議院選では、タレント候補の乱立が常でしたが、こんな状況のため、今回は静かなのです」(政治部記者)
そんな中で、インターネット上ではある動きが注目されている。6月8日、有名芸能人たちが、SNSで一斉に謎の新政党『ごぼうの党』を応援し始めたのだ。
俳優の山田孝之(38才)は、ごぼう天の画像をインスタグラムにアップして「みんなでごぼう抜いて食べましょうかね」とコメント。24時間限定のストーリーでは、コンビニで買ってきたと見られるごぼうサラダまで載せて「GOBOU-NO TOU.COM」と、公式サイトを紹介した。
また、ロックバンド「ONE OK ROCK」のTaka(34才)も、「#ごぼうの党」「#べつにへんな宗教とかじゃないよ」「#俺はどんな党より一番しっくりきました」とハッシュダグをつけて、応援投稿。YouTuberヒカル(31才)も「#山田孝之から回ってきた」として投稿。
「最も手が込んでいたのは山下智久さん(37才)です。かなり早い段階で、ツイッターにごぼうと鳥肉の手料理写真を載せていたのです。山下さんが、自分で作ったとみられる料理はかなり美味しそうで、すぐに『いいね』の数は3万を超えました」(芸能関係者)
その後も宮迫博之(52才)がインスタグラムで、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(48才)は、YouTubeの生配信で終始ごぼうを画面に映し続けるなど、続々と“支持者”が現れている。