6月上旬のある日の夕刻。マキシ丈の黒ワンピース姿のあびる優(35才)が、雨がそぼ降る住宅街を颯爽と歩いていた。黒ずくめのスタイリッシュな装いがいやでも周囲の目を引く。だが、コンビニでワインのボトルや酒のつまみを袋に詰め込む彼女の表情はどこか曇りがちだった。
《1人で居ると、なんか、色々考えちゃうから。たまに、〈無〉になりたくて》
あびるがインスタグラムに意味深長な思いを綴ったのは4月中旬。5月6日にはさらに悲愴な言葉が並んだ。
《会いたい。会いたい。会いたい。会いたくて苦しくて辛くなる》
あびるが格闘家の才賀紀左衛門(33才)と離婚したのは2019年12月。以来、離れて暮らす愛娘のよつはちゃん(7才)に向けられた涙ながらの告白だった。
「前日は娘さんの誕生日。彼女はその日も出産の苦しみや育児の思い出を綴り、《誰が何と言ってもよっちゃんのママは世界に1人私だけ》と書き込んでいた」(芸能記者)
なぜ、実の母が娘に会えないのか。過去には親権闘争が裁判に発展したことも報じられた。才賀の知人が語る。
「娘さんが父親といることを強く望んだのです。あびるさんと才賀さんの家は車で5分とかからず、会おうと思えばいつでも会える距離。しかし、あびるさんが娘さんに会いに来ることはほとんどないといいます」
一連のあびるの投稿には首を傾げる点もあるという。
「彼女は才賀さんが会ってほしいと呼びかけても無視し続け、誕生日はプレゼントさえ贈ってこなかった。それなのに、何の連絡もなく、SNSで突然“悲劇の母親”をアピールしたことには周囲もあ然としています」(前出・才賀の知人)
元夫婦を知る共通の知人が明かす。
「離婚前からあびるさんは酔って夜中に娘さんを叩き起こしたり、別の男性との旅行に同伴させたりと数々の問題行動を起こしていました。幼いなりに思うところがあるのでしょう。3月にあびるさんと会った際、娘さんは30分もしないうちに自分の部屋にこもって鍵を閉めてしまい、あびるさんは深いため息をついていたといいます」