静岡県・浜名湖で起きた「120人乱交パーティ」摘発事件(6月12日)が、“愛好家”界隈に衝撃を与えている。
「公然わいせつ幇助で逮捕された主催者の50代男女は、これまでも数々のパーティを開催してきた伝説のカップルでした。これを機に摘発機運が高まるのではないか、とみんな怯えています」
そう話す“愛好家”のAさん(40代男性)によれば、ここ数年、全国各地で乱交パーティが隆盛を極めていたと証言する。
「コロナ禍で稼げなくなった風俗嬢が、乱交パーティを主催しまくっているんです。仲間内で声を掛け合い、参加者1人あたり3万円取るような営利目的の会で、いわゆるパーティビジネス。会場はホテルだったり、知り合いのバーを貸し切るような形です。1日3部制で開催して荒稼ぎする人もいました」
こうした風潮に神経を尖らせていたのが、ハプニングバーの経営者たちだったという。風俗業界に詳しいジャーナリストの河合桃子氏が語る。
「店内で乱交の場を提供してきたハプニングバーからすれば、個人レベルでのパーティ開催が増えてくると、商売あがったりになってしまう。近年はハプバーと個人パーティ主催者双方が警察に密告し合うという泥沼のバトルが起きていたとも聞きます」
5月7日に東京・渋谷の巨大ハプニングバー「眠れる森の美女」が摘発されるなど、このところ乱交界隈は当局による手入れが続いている。
「これまでも乱交パーティの摘発は夏か冬に行なわれることが多かった。風紀が緩む大型連休前に、見せしめの意味も込めて摘発してきたと言われています。今年は個人でのパーティ主催が激増していることもあり、当局が例年以上に目を光らせている。まだしばらくは摘発劇が続くかもしれません」(河合氏)
まだ新しい動きがあるかもしれない。
※週刊ポスト2022年7月8・15日号