元フジテレビの久代萌美アナ(32)に続き、2008年にテレビ東京を退社し、フリーアナウンサーとして活動していた亀井京子(39)も吉本興業とマネジメント契約を締結したことが先日発表された。実は今、吉本側が女子アナ獲得に意欲を見せているという。芸能関係者はこう言う。
「吉本といえば、お笑い芸人のイメージが強いですが、現在はNMB48のメンバーをはじめとするアイドルや、文化人、野球選手などスポーツ選手も業務提携しており、事業は多岐にわたっています。その中で、最近は女子アナが輝ける場面も用意していこうという方針になっているそうです。
そもそも吉本は全国にいくつもの自社の劇場があり、毎日のようにイベントが行なわれているため、司会の仕事は常にある。また今年3月には『BSよしもと』も開局。自局で制作する番組も多いため、女子アナたちをそれらの番組に出演させることができます。
とはいえ、まだアナウンサーの専門部署が設立されておらず、受け入れ体制は万全ではない。久代アナは現在『芸人部署』で、プラス・マイナスやおばたのお兄さんと同じ班にいるそうです。しかし亀井アナも加わったことで、体制を早急に整備しようとしていると言います」
そんな吉本がまず狙いを定めるのは、独立する女子アナが増えている今、パイの奪い合いが熾烈になっているフリー女子アナたちだという。
「アナウンサーはコロナ禍でロケ番組への出演も減り、『密』を避けるため、スタジオに出演する人数も減らされている。そんな中で局アナを使う番組が増え、フリーアナにオファーが来るとしても、一握りの人気アナばかり。それならば司会の仕事や、自社番組に安定して出演することができる吉本に入社したいと思っている女子アナたちもいる。そんなフリーアナを口説いていこうとしているようです」(同前)
さらに、フリーへの意欲を示している局アナもターゲットにしているという。番組制作関係者はこう話す。
「まず着手したのはローカル局の女子アナの掘り起こしです。吉本は『BSよしもと』の開局に合わせ、元テレビ神奈川の赤間有華アナ(28)と元テレビ金沢の佐竹美希アナ(29)を採用しました。ローカル局では吉本芸人が主体の番組が多く、女子アナたちも吉本芸人との親和性が高いからです。すでに、何人もが打診を受けていると聞いています」
そして、ある程度“地固め”ができたところで、将来的には「キー局のエース級」の獲得も考えているという話も。
「次の『吉本女子アナ』として名前が浮上しているのが、テレ東の森香澄アナ(27)だそうです。森アナは、入社2年目にして『ワールドビジネスサテライト』のスポットキャスターを務めるなど、エース候補として話題になっていましたが、現在は同期の田中瞳アナ(25)の人気に押され気味になっていると言われています。
しかし、そのアイドル的なルックスからコアなファンも多く、愛嬌があり、サービス精神旺盛な彼女は業界内でも好かれている。内村光良ら大御所にも気に入られています。さらに話すと面白い一面もあり、テレ東で堅い仕事をこなすより、芸人と組むことで彼女の良さもより際立つのではないかと言われ、吉本も注目しているそうです」(同前)
新たな「女子アナ王国」の誕生か。