字を書くとき意識的に意味を考えながら手を動かすと自律神経が整うという。芸能界でも“達筆”として知られる彦麻呂さんが、書をしたためる効能を説く。
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6歳頃から書道を習い始め、今もライフワークとして書道、書画を続けています。季節のご挨拶や地方ロケでお世話になった方から贈り物をいただいた時などにも、筆でお礼状を書いています。
書や手紙を書くのは1日の終わりの夜が多いですね。家で書をしたためていると、気持ちがすーっと穏やかになって落ち着き、心が凛として和むのをいつも感じていました。
ロケの仕事は飛行機・電車での移動や大勢の人と会う機会も多く、非常にアクティブ。コロナ禍でロケや地方出張が全部キャンセルになって休みが続いた時期は、リズムが乱れたせいか体がだるかったですね。そんな時も「書」を書くと集中できました。僕は書や手紙を書くことによって心身のバランスがとれていると実感しています。
【プロフィール】
彦麻呂(ひこまろ)/1966年生まれ、大阪府出身。タレント。グルメリポーターとして情報番組などテレビを中心に活躍。俳優として舞台にも出演。趣味は書画、書道(二段)、アクアリウム。YouTube『彦摩呂とラーメンときどきカレー』配信中。好きな言葉は「一期一会」と「朝が来ない夜はない」。
※週刊ポスト2022年7月8・15日号