愛子さまの「人生のターニングポイント」が近づいている。現状の皇室典範では、結婚後は「皇籍を離れる」と規定されているが、皇室が先細る現状では、愛子さまの「生涯皇族」は避けられないだろう。その隣には、一生を添い遂げる伴侶が欠かせない。愛子さまの赤い糸がつながる先は──。
那須、葉山、須崎──国内3か所にある「御用邸」は、天皇陛下や皇族方の別荘という位置づけだ。日々緊張感をもって務めを果たされる天皇皇后両陛下にとって、御用邸で過ごされる時間は、何よりのリフレッシュタイムだろう。毎夏、御用邸で静養されるのが恒例行事であり、特別な時間だった。それは、天皇家の長女・愛子さまにとっても同様だろう。
「今年3月に行われた成年会見では、須崎御用邸でのご静養の際に、海でサーフボードに両陛下と3人で乗ろうとされ、揃って海に落ちたというご家族の仲むつまじいエピソードが明かされました。まだ本格的な公務デビューはされていませんが、常に護衛が周囲を固める生活を送られている愛子さまにとっても、ご静養は羽を伸ばせる数少ない機会なのでしょう」(皇室記者)
愛子さまが小学生だった頃から、同級生がご静養に同行していた。
「メガネをかけた男の子は、当時、愛子さまのボーイフレンドとも報じられました。御用邸からほど近い『那須どうぶつ王国』では、歩いて移動する際も、動物を見学する際もいつも一緒。親しげにスキンシップをとられたり、写真を撮っては無邪気なご様子をお見せになっていました」(前出・皇室記者)
振り返ると、上皇陛下と美智子さまの出会いとなった「テニスコートの恋」は、夏の軽井沢でのことだった。都会の喧騒から離れた静かな環境で向き合われたことが、その後の人生をともに歩かれる決断を後押ししたことは言うまでもないだろう。
「天皇ご一家はコロナ禍以降、御用邸でのご静養を2年以上にわたって控えられてきました。現在は感染者数も落ち着き、皇室全体として、徐々に地方公務を再開する流れがあります。今後の状況にもよりますが、この夏はご静養に久しぶりに向かわれることも考えられます。
実は、愛子さまのご結婚相手として、具体的な候補のお名前が挙がっているといいます。今夏のご静養が上皇ご夫妻のような“出会い”の場になる可能性もあるかもしれません」(皇室ジャーナリスト)
愛子さまにとって、人生の大きな分岐点が近づいている。