ライフ

ニッセンの「ブラトップ」 愛用者の声を反映し快適な着用感と安定感を実現

ニッセン『アンダーフリー 吸汗速乾ブラトップタンクトップ(接触冷感・UVカット)』

ニッセン『アンダーフリー 吸汗速乾ブラトップタンクトップ(接触冷感・UVカット)』/1859~3069円

 ニッセンのレディースインナーは「一人ひとりの心と体に寄り添い、最も適したインナーを徹底的に追求する」をブランドメッセージとして、愛用者の声を反映させる商品開発を行っている。2016年3月に誕生し、2022年3月末にシリーズ累計で販売数50万枚を突破した「アンダーフリーブラトップ」は、同社のインナー部門でダントツの人気を誇る。しかし、商品化に至るまで数々の課題があった。

「ブラトップは基本的にノンワイヤーでラクな着心地ですが、アンダー部分のゴムの締めつけ感を不快に思うかたが多いのです。また、ワイヤーがないためバストがきれいに見えず、着用したくないという声も耳にしました」(同社インナー部企画担当・林明美さん・以下同)

 そこで、締めつけ感やシルエットへの不満を解消することを商品開発の目標に定めた。アンダー部分にゴムを使わず、下側に厚みを持たせたカップで、バストがきれいに見えるなどの工夫を施した。

「アンダーゴムはバスト位置を安定させるために必要なものです。しかし、このシリーズは、ゴムの代わりに、締めつけずストレッチ性とフィット感が備わったグンゼ社の特殊生地を採用しました。ゴムの場合、2〜3cmの細い幅でバストを支えるため肌に食い込んでしまいますが、この生地は広い面でサポートできるため、快適な着用感と安定感を実現しています」

 薄手の素材なので、下着のラインがアウターに響きにくい。そのうえアンダーゴムがないので、脇肉がはみ出ない、背中に食い込まないなど全体的に凸凹のないすっきりとした着こなしを叶える。

「つけ心地抜群。これじゃないとダメ」「締めつけ感のある下着だと痛みやかゆみが出ていましたが、これは肌ストレスなく着られます」「つけていることを忘れるぐらいラク」といった声が寄せられている。

 カップの下側に厚みがあると、なぜバストがきれいに見えるのだろうか。

「バストの厚みを土台で支えているイメージです。下から持ち上げてバストの位置を高く見せます。さらに、従来品はカップ上辺を縫いつけていませんでしたが、この製品はカップ上辺と身生地を一体化させ、カップを吊り上げてバスト位置を引き上げます」

 カップ裏上辺の接ぎ目が平らなため、肌あたりもやさしい。

 同社は服や下着などで3L以上のサイズも豊富に展開しており、このシリーズは5素材15タイプ、6Lサイズまで用意。発売直後から好評を博し、看板商品にまで成長した。林さんは「ブラトップが苦手な人こそ、試していただきたい」と胸を張る。その使い心地をぜひ実感したい。

ニッセン『アンダーフリー 吸汗速乾ブラトップタンクトップ(接触冷感・UVカット)』

ダントツ人気を誇る

【商品DATA】
ニッセン『アンダーフリー 吸汗速乾ブラトップタンクトップ(接触冷感・UVカット)』/1859~3069円。サイズはS~6L。カラーはブラック・ホワイト・モカ・モーブピンク・カーキブラウン・ボルドー・グレージュ・ラベンダー・ブルーグリーン・ダークオレンジの10色。カラーバリエーションも豊富。

取材・文/藤岡加奈子

※女性セブン2022年7月21日号

裏側の生地は綿混素材で肌触りもいい

裏側の生地は綿混素材で肌触りもいい

弾力のある「下厚カップ」が胸を支える

弾力のある「下厚カップ」が胸を支える

関連記事

トピックス

米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
埼玉では歩かずに立ち止まることを義務づける条例まで施行されたエスカレーター…トラブルが起きやすい事情とは(時事通信フォト)
万博で再燃の「エスカレーター片側空け」問題から何を学ぶか
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
事業仕分けで蓮舫行政刷新担当大臣(当時)と親しげに会話する玉木氏(2010年10月撮影:小川裕夫)
《キョロ充からリア充へ?》玉木雄一郎代表、国民民主党躍進の背景に「なぜか目立つところにいる天性の才能」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
米利休氏とじいちゃん(米利休氏が立ち上げたブランド「利休宝園」サイトより)
「続ければ続けるほど赤字」とわかっていても“1998年生まれ東大卒”が“じいちゃんの赤字米農家”を継いだワケ《深刻な後継者不足問題》
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン