「海自では年に1回、任期制自衛官でも任期中に3回は実弾を打つ実射訓練があります。銃の扱いについて学べて、与えられた銃を分解して掃除し、また組み立てなおすという訓練もあります。ただ、銃を扱う訓練は持ち出しの危険性や周囲への危険性もあるため厳格に管理され、管理できるような施設内でしか行ないません。陸自は海自に比べ銃器を扱う機会も多く慣れているかもしれませんが、海自は比較的銃を扱う機会は少ない。正直言って私も今、咄嗟に銃を渡されて分解し、掃除して元に戻すということが迅速にできるかと言えば自信がないくらいです。
その程度ですから、イチから銃を作ることなんて教えられません。ただ、頭のいい人間であれば分解の際にどういう構造になっていてどういったものが必要になるかは把握できますので、そうした分解と組み立ての経験が今回の自作銃につながった可能性はあります」(同前)
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